ブライトパス・ストーリー

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記事:国立がん研とブライトパスの関係は今後の生命線となる

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昨年10月に、ブライトパスが国立がん研と「国立がん研究センターとのネオアンチゲン完全個別化がん免疫療法に関する共同研究契約締結」を結んでいます。

 

 カレンダーは昨年の1月に遡ります。

昨年1月の日経電子版に興味深い記事が掲載されました。

1月11日、「国立がん研究センター堀田理事長、免疫療法を強化していく」

 

当時は、まだブラパスには無関係のように見える記事でしたが、ブラバスが国立がん研と深い関係を構築出来るとは、その当時は夢にも想いませんでした。

 

当時(2017年1月11日)の記事によりますと、がん研究センター堀田理事長は、免疫療法について「免疫療法については本がん研では得意でなかったため、人材を外部から集めて研究開発を進めたい。免疫療法は次のブレークスルーになる」とコメントを出しています。

それまでは、がん研は免疫療法には慎重な見解が多かったので「あれっ!」と思ったのをよく覚えています。

 

 ブライトパスと国立がん研との契約締結のニュースリリース時には、がん研とブラバスの双方から同じ内容のお知らせが出ていますが、これをよく読むと、主はがん研であり、ブラバスは従です。「共同研究は、がん研の開発センター中面哲也開発分野長を中心に進められます」と明記されています。格から言って当然ですし、そのほうが自然です。

国内のがん研究、治験、治療でもっとも権威ある知名度のある「国立がん研究センター」が実質的な治験を行うわけですから、これ以上のパートナーは望めません。

どの学会だったか記憶が定かではありませんが、中面氏が公の場(口演の檀上)で「ブライトパスさんは本気のようですよ」と発言したそうですので、がん研にとってブライトパスの存在は小さなものではないように思います。

 ブライトパスが、がん研の免疫治療薬開発のパートナーに選ばれたこと、そしてがん研との契約内容は分かりませんが、おそらく莫大な研究・治験費用のブライトパスの負担が大幅に軽減されたことは、大きな成果です。

  

中期的に見て、ブライトパスの大黒柱は「ネオアンチゲン」です。

あの動画をHPのトップに据えたことでもブライトパスの意気込みが伝わってきますし、先日の決算説明会資料の「まとめ」に「ネオアンチゲンを標的とする完全個別化ワクチン」を「The Next Big Thing」と名付けて強調していることからも、「ネオアンチゲン」に掛ける期待度の大きさが分かります。

ちなみに、先週ブライトパスに「The Next Big Thingとは何か意味を込めているか?」と訊いたところ、ご担当者から「この言葉、社長が好きなんですよ」という答えが返ってきました。

 

それと、中面哲也氏(がん研の開発センター開発分野長)が、今後のキーパースンになってくると思われますので、この人物は追っかけて行きたいと思います。

 

 しっかりと今後の成り行きを見守ります。

 

 

 

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