ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオ(4594)についての情報を発信するブログです。細かな情報をより深く過不足なく丁寧に発信していきますので、よろしくお願いします。

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記事:久留米大がんワクチンセンターから返信メールが届きました。「新たな臨床試験の可能性を検討中」とのこと!

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6月1日に、久留米大がんワクチンセンターはホームページで「テーラーメイドペプチドワクチン臨床試験への新規受付終了のお知らせ」を発表しています。

  今後のセンターの方針や動向が気になったので、ワクチンセンター宛てに、質問のメールを出していましたが、本日それに対する返信が届きました。

 以下全文引用→

いつも当センターの活動に共感・応援をいただきまして、また、暖かいお言葉を賜

り、誠にありがとうございます。

 当センターでは、2009年のがんワクチン外来を開設以来、数多くの患者さま、紹介し

ていただきました医療機関の先生方をはじめ多くの方々のご協力・ご支援を賜り、

テーラーメイドペプチドワクチンの臨床研究を進めさせていただいてきました。

 その結果、当該試験の主目的である免疫反応性、臨床効果との相関性、安全性などに

ついて貴重な新知見を多く蓄積することができました。

 現在、これらの知見を解析し、新たな臨床試験の可能性などを検討しております。

それらの一部は721日開催の第5回久留米がんワクチン研究会や10月中旬の日本癌治

療学会のシンポジウムにて発表させていただく予定です。

また、新たな方針などがきまりましたら、HPなどでお知らせしますので、その折に

は、これまで同様にご支援・ご協力を賜りますようにお願い申し上げます。

 久留米大学がんワクチンセンター」    以上引用全文。
 

 

  私見ですが、ブライトパスの一投資家としては、ITK-1については5月17日の「主要評価項目未達」で一定の区切りがついたと判断しており、今後は大きな期待は抱いておりません。ITK-1は、ブライトパスが世に出るきっかけとはなりましたが、現在はがん治療の世界はまさに日進月歩であり、ITK-1は残念ながら前世代の免疫療法となっていたと思います。

 

 

 ですから三連安は、「おいおい、過剰反応だな~」と感じていました。たとえ「主要評価項目有意差あり」であっても、「ITK-1の売れる期間」は、そう長くはなかったはずです。

 「有意差なし」でブライトパスが失った得るはずの収益は「申請時点のマイルストーン8億、承認取得時のマイルストーン11億円、そしてそうは売れない売り上げの5%(α円)の合計19億円+α円」位でした。ですから三連安のマイナス約150億円は「おい、おい、過剰反応だな~」と感じたのです。

 

 ただ、一定の効果があることは、どうやらこれまでの治験結果や久留米大での臨床結果で、明らかになってきたと思われます。

 私見ですが、ITK-1は、T細胞がまだ元気な期間での他薬との併用や再発防止薬としての併用剤など、がん治療薬のメイン薬にはなり得なくとも、活かす活路はあるのではないかと内心思っていました。

 ですから、6月1日のセンターからの発表は大変残念でした。勿体ないな~と。

 しかし、今回のセンターからの返信を拝見すると、

「現在、これらの知見を解析し、新たな臨床試験の可能性などを検討しております。

それらの一部は721日開催の第5回久留米がんワクチン研究会や10月中旬の日本癌治

療学会のシンポジウムにて発表させていただく予定です。」

とのことですから、センターとしての活動は今後も継続されるようですので、ほっとしています。

ブライトパスの今後の取り組みとは切り離して、久留米大がんワクチンセンターのこれからの取り組みを見守り応援したいと思います。

 伊東先生にも引退などせずに、地道な研究を続けていただきたいと思います。伊東先生には、いつの日かスポットライトを浴びて欲しいと願います。

 

追伸・・・今後もし、ITK-1で何かブライトパスにとってプラス要素が出てくれば儲けものかもしれません。

 

 

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