ブライトパスに対し、いくつか質問メールを出していましたが、そのうちの1つについて回答メールが届きました。
➡以下の通り。
1、「細胞医薬ポートフォリオを導入検討中のものも含めて見直し」という表現は、具体的に導入を検討しているパイプラインを示唆しているのでしょうか?
3、「iPS 細胞技術によらない T 細胞医薬」とわざわざiPS抜きとの表現は、新たなパイプラインが視野に入っているのでしょうか?
→おっしゃる通りのご認識で相違ございません。
2、「今後当面の間は」という表現は、むしろiPS-NKTよりも「導入検討中のもの」がメインとなり得る可能性を示唆しているのでしょうか?
→どちらがメインになるという事ではございません。当社の細胞医薬系のパイプラインは、当社としてiPS-Tの開発を中止することに伴い、当面iPS-NKTを中心に進めるという主旨でした。
4、「細胞医薬に拘わらず、開発リソースの戦略的分配による最適化を行う 」
今後も今回のようなパイプラインの脱着入れ替えは行われていくということでしょうか?
→当社の属する創薬業界では技術及び競合などの事業環境がスピーディに変化しております。状況に応じて最適化を図ることは必要と考えます。
5、この株価低迷の時に、なぜネガティブIRとも取られかねないIRを出す必要があったのか?ブライトパス主導の解約なら、そのタイミングはもう少しあとでも良かったのではないか?
→戦略的な入れ替えとは言いますものの、それに伴い子会社の休眠会社と連結から単体への移行もございますので、東証の定める適時開示基準に該当することになります。また、開示のタイミングは機関決定後速やかに行う事が義務付けられておりますので、基準に沿って開示させていただきました。
6、またパイプラインの組み換えならば、iPS-Tの中止だけでなく、同時に、新たなパイプライン(または具体的な絵姿)を示すべきではないか?
→現在検討中のパイプラインにつきましては、契約締結など蓋然性が高まった段階での公表となります。それ以前の段階での公表は、相手先としましても受け入れることは難しいものと思われますので、ご理解をいただけますと幸いです。
ブライトパス・バイオ株式会社
全文以上。
以下は私のコメントです。
1、細胞医薬分野で、iPS抜きのパイプラインが具体的に模索中であることは、確認できました。
2、このタイミングでのIR発表の理由は、東証の定める適時開示基準に該当し、速やかに行う事が義務付けられてたとのこと。
「戦略的な入れ替え」とあるので、ブライトパス主導であったと思われます。
一定の理解は出来るが、IRの出し方に吟味されたあとがあまり感じられず、やはり釈然とはしません。
ただ、東大や順大の手前、「当社主導でやりました」とは明言できないのかなとも思います。「戦略的な入れ替え」が精一杯の表現かもしれません。
3、「当面」という言葉の持つニュアンスを理解して使って欲しい。日本語は難しい。
他の回答が届きましたら、ご報告します。
追伸ーいつもより回答が早く届き、その点は評価。