久留米大学がんワクチンセンターのHP「新着情報」が本日、更新されました。「Cancer Science」掲載論文「テイラーメイドワクチン生存相関ペプチドの検討」➡http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/cvc/news.html
21日に開催された第5回久留米がんワクチン研究会の議事録のリリースを待っていて、ワクチンセンターのHPを先ほどチェックしていたら、興味深いニュースがアップされていました。
「泌尿器がんに対するテーラーメイドペプチドワクチン療法における生存相関ペプチドについての検討論文」が「Cancer Science」に掲載されたとのこと。
「まだ、満足のいく臨床成績は得られていない」としながらも、去勢抵抗性前立腺がん患者(154名)と進行性尿路上皮がん患者(111名)において、「患者は有意に生存期間が長かった」と明記されている(ハザード比く1.0、95%信頼区間く1.0、pく0.05)。
さて、先般富士フイルムから結果発表された第三相治験と同じデータから導き出された論文ではないと思われますが、この時期に出されると個人投資家には紛らわしい。
異なる治験データを寄せ集めたものか。
富士フイルム治験は、前立腺がんでnは333名で異なる。疑問は残るので、詳しい情報を収集したい。
いずれにしても、久留米大はまだまだ諦めていないようです。
伊東先生には、免疫療法に貢献する、是々非々で正攻法の研究続投を期待します。
21日の研究会でも、この話が披露されたのだろうか?