ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオについての情報を発信します。

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記事:バイオベンチャー企業の目指すべきビジネスモデルとは?

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研究者は「この道一筋30年」などと言われるように、極めて狭い分野を掘り下げて研究しますが、その先運良く金脈にぶち当たる研究者はほんの一握りです。
有能な研究者であっても、名声を得て世に知られるまでになる者はごくごく少数です。ただ、研究者は大学や企業に属して一定の収入を得るので、例え金脈を発見できなくとも、経済的には一定の安定したレベルを得ることが出来ます。

それでは、上場バイオベンチャー企業はどうでしょうか?
各社のビジネスモデルは多少は異なりますが、
「最新のサイエンスの中で高いアンテナを張り、数ある研究の中から有望なネタを見付けて新たなパイプラインとして共同研究契約を結び、原則は第二相まで育て上げて、三相からは大手企業にライセンスアウトする」
というものです。

ですから、バイオベンチャー企業の仕事は
1、とにかく「将来性のありそうな有望なネタを探す」
2、ネタが見付かったら、出来るだけ好条件でお相手と契約を結ぶ。
3、株主・マーケットに対して、新たな共同契約やパイプラインをお披露目し、理解と賛同を得る。→株価は上がる。
4、二相までのデータを引っ提げて新規パイプラインをメガファーマーに売り込み、ライセンスアウト契約に漕ぎつける。
5、ライセンスアウトして収益を得て、その後のマイルストンもしっかりと取り込む。
6、上記1~5を繰り返して、新たなパイプラインを連続的に増やしていく。
7.6の継続的循環を維持向上するために、潤沢な資金を調達する。
8、マーケット・株主に対し常時情報提供を行い、自社の現時点での方向性・課題などを常に明らかにする。→株価の安定に寄与。


バイオベンチャーの重要な目的は、もちろんがん患者さんを救う新薬を創薬することですが、一方企業として収益を上げ続けて、株主に応えていく必要もあります。研究者のように、「これ一本に絞って一生懸命やりましたが、失敗しました」では済まされないのです。

極論すれば、ライセンスアウトするまで仕上げれば、ベンチャー企業の仕事はほとんど終わりです。
三相以降は、ライセンスアウト先の責任において治験は行われ、その結果は失敗もあり成功もあるのです。もちろん第三相が成功し、申請・上市となれば、万々歳ですが、三相の結果は神のみぞ知るで、その結果に対しベンチャー企業が責任を負うというのは酷だと思います。そこは株主もリスクを承知で株をホールドしているわけですから。株主は、そのリスクをしっかりとコントロールすることが大切です。

ブライトパスについて、上記1~8を私なりに検証してみると、1は〇、2は〇、3は△、4は△、5は△、6は△、7は△、8はX、です。

今のブライトパスは、手持ちのパイプラインが減りましたので、是非とも新たなパイプラインの追加を期待します。
新たな探索で新規パイプラインを増やして、将来に期待できるような展望を株主に見せてほしいものです。

また、情報発信の方法は抜本的に改善しなければならないでしょう。
ここまで株価が低迷している現状を鑑みれば、株価対策としての情報発信の位置づけをしっかりと意識する必要があります。

最も重要なことは、上記6、の連続性です。がんの免疫治療薬の開発は極めて困難なことは誰もが承知しています。ですから、最新のサイエンスに照らして、最新の最先端のパイプラインを連続して追加していくことが、この業界をリードしていくためには不可欠です。陳腐化したパイプラインでは、誰も付いてきません。従って、戦略的なパイプラインの入れ替えも必要ですが、ともすればパイプラインの打ち切りはネガティブ情報とマーケットからは受け取られてしまうので、この点も情報の出し方は注意しなければなりません。

ブライトパスにとって、これからの1年間は難しい時期を迎えます。
まずは、次の一手に期待したいと思います。

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