ブライトパス・ストーリー

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記事:iPS-NKTの可能性。

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➡「頭頸部癌に対する NKT 免疫細胞治療と今後の展開」櫻井大樹
(千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjiao/35/4/35_291/_pdf/-char/ja

日経新聞「小野薬品と武田薬品オプジーボの奏功率引き上げ 他の薬併用で提携」
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO34445350S8A820C1TJ3000

記事→iPS-NKTの情報収集をしていましたら、面白い資料を見つけました。千葉大の櫻井氏、30代後半の若手研究員の昨年の小論文ですが、進行中の事実をそのまま書いているようで、参考になります。その中に注目した部分がありましたので、ご紹介します。

5ページほどの比較的分かり易いレポートで、NKT細胞療法のこれまでの経緯や今後の展望、T細胞療法とNKT細胞療法との比較表などが示されており、是非通読をお勧めします。

私が注目したのは、
「免疫抑制細胞阻害薬とNKT 免疫細胞治療の併用など,今後,進行症例や再発症例に対応できる治療法の検討を進めたいと考えている。」

「さらに,近年iPS 細胞からNKT 細胞を誘導する技術が確立され,このiPS-NKT 細胞は抗腫瘍効果を発揮することがマウスモデルで確認されている。これまで困難であったヒトNKT 細胞の大量誘導も技術的に可能ヒトへの治療応用が期待される。」

「免疫抑制を解除する薬剤はT 細胞やNKT 細胞の活性を増強させる可能性があり,NKT 免疫細胞治療と組み合わせた複合免疫療法や,iPS-NKT 細胞など新しい技術を応用して,進行癌や再発癌への対応を目指したいと考えている。」
の三カ所です。

免疫チェックポイント剤と他薬の併用は、今や数え切れないほどの臨床実験が行われていますが、このレポートが示唆しているような、例えば「iPSーNTK」と「キートルーダ」(あるいはオプジーポ)との併用などが実現すれば、かなり大きな期待感を持って注目されると思います。

この22日、小野薬品と武田が、オプジーポとカボザンチニブを組み合わせ、腎細胞がんの第三相治療を目指すとのニュースリリースがありましたが、今後はどのような併用治験が発表されても、おかしくない状況にあります。

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