➡講演ビデオ「京速コンピューター時代の医薬品開発」
http://www.riken.jp/pr/videos/lecture/20130724_3/
理化学研究所のHPは、よく覗きますが、ビデオ・ライブラリーに大変参考になった講演のビデオを見付けましたのでご紹介します。
2013年1月26日と少々古いですが、東大が先端科学技術センター山下雄史教授(当時)が長崎市で一般者向けに行った講演です。
タイトルは「スーパーコンピューター京を知る集い 京速コンピューター時代の医薬品開発」です。
スーパーコンピューターなどを駆使して、DNAレベルでガン細胞をコントロールしてガンを治すのが「完全個別化がん療法」ですが、
具体的にどのようなオペレーションが行われるのか?その実態はよく判りませんでしたが、この講演を視聴して理解が深まりました。
「賢く薬をつくる」
「タンパク質にしっかりとくっ付く」
「タンパク質は何万という原子が相互作用していて複雑過ぎてスパコンで解くしかない」
など、なるほどと頷くところがいくつもありました。
最後のまとめで、
「創薬科学は生物学や化学だけでなく、物理学・計算機科学・情報科学など多くの分野にまたがる新しい科学になってきている」
という言葉が印象的です。
ネオアンチゲン、THE BIG THINGを理解するためにも、是非ご視聴をお勧めします。
今観ても、本質的なロジックは変わっていません。
37分間の少々長めのビデオですので、時間をとってじっくりとご覧ください。