記事→株価を引き上げるものは、やはりポジティブIRです。
今年度中に ブライトパスがニュースリリースすると思われるイベントを、オフィシャルな資料に基づいて整理してみました。
2018年度中(来年3月末までに)に実施予定のものは以下の三つです。
①GRNー1201(メラノーマ)第Ⅰ相の結果発表
→先週発表された決算説明会資料11ページの表によると、2018年度下期の部分に「P1データ」と矢印が書かれていますので、今年度中には何らかの発表があると思われます。今回の決算説明会資料には「投与及び観察は終了。現在解析中(安全性、免疫レスポンスについて)」と書かれています。
2007年の米国連邦法(federal law)改訂により、FDA規制対象のPh1以降の治験結果は完了後1年以内にCT.govに登録する必要があります。完了後1年を経過した場合、FDAは治験結果登録の遅れに対して1日あたり最大1万ドルの罰金を科すことは可能です。
ブライトパスは、第Ⅰ相完了を6月14日にCT.govに登録していますから、早期に結果を登録する必要があります。
②GRNー1301第Ⅰ相開始
ホームページの「パイプライン」には、
「国内での第Ⅰ相臨床試験を2018年度に開始し、グローバルでの開発に展開してゆく予定です。」との記載がありますので、年度内のニュースリリースに期待したいと思います。
③抗体医薬のリストアップオープン
8月10日の四半期報告書4P.には
「PD‐1等の免疫チェックポイント抗体よりも新しい世代の抗体医薬として創薬中のシーズにつきましては、川崎創薬研究所での研究を加速し、早期に当社パイプラインとしてリストパップすることを目指しています。」
との記載がありましたが、今回の決算説明会資料の11ページの表の今年度下期の部分に「パイプライン・リストアップ」と矢印で記載さています。
なお、iPS-NKTについては、ホームページの「パイプライン」に、
「頭頚部がんを対象とする医師主導治験が2019年度中をめどに開始される計画です。」と記載されています。
他にも、新たなパイプラインのIRなどにも期待しています。
また、GRNー1201のキートルーダとの併用治験も、治験デザイン の修正が今回の決算説明会資料で明らかになりましたので、この結果についても期待したいと思います。