記事➡今日5日、厚労省専門部会は、iPS細胞からシート状の角膜組織を作り、目の病気の患者に移植する大阪大の臨床研究の実施を条件付きで了承しました。早ければ6月にも1人目の移植を実施するとのこと。iPS細胞を使った角膜の治療は世界初(2014年の理研は、網膜移植)。iPS細胞の臨床応用が認められた病気は国内6種類目です。
まずは、日テレのニュース(画像)をご覧下さい。
「iPS''角膜移植 ''臨床研究を条件付き了承」日テレNews24(2019年3月5日)→
https://ord.yahoo.co.jp/o/video/RV=1/RE=1551878932/RH=b3JkLnlhaG9vLmNvLmpw/RB=/RU=aHR0cDovL3d3dy5uZXdzMjQuanAvYXJ0aWNsZXMvMjAxOS8wMy8wNS8wNzQxOTY5OS5odG1s/RS=%5EADBckhTSc3k_cc8fEfrOMkrXJTXPYg-;_ylt=A2RCMY.UeX5c2m0AwQ905ft7
以下は日経新聞ニュース「iPS角膜移植、国も了承 今年前半にも実施へ」
→https://r.nikkei.com/article/DGXMZO42047500V00C19A3000000
ここのところ、iPS関連の厚労省の承認に関しては、まず厚労省専門部会にテレビカメラが入り短い尺を撮り、その後アカデミアの先生が今後の抱負を語る、というパターンのニュースが流れるようになりました。
やはり、「iPSは日本のお家芸であるべき」という雰囲気が見え隠れします。
アカデミアは、外野や取り巻きの圧力に負けることなく、しっかりと地に足をつけた研究に邁進して欲しいものです。
今回のニュースで注目したいのは、京大でストックしている健康な他家のiPS細胞を使用している点です。いくつかclearすべき課題はありますが、やはり他家でないと、コストや迅速性の観点から使い物にはならないように思います。
以下は復習です。
iPS-NKTの現在地を下の表(少し前の資料ですが)で再確認しておいて下さい。
今年中に臨床試験が始まる予定です。いよいよiPS-NKTの順番が近づいてきました。