記事→まずは、NHKニュース(1分12秒)をご覧ください。⇒www3.nhk.or.jp/news/html/2019…
ニュースによると、
「iPS細胞から作った網膜の細胞を加齢黄斑変性の患者5人に移植する世界初の臨床研究を行った神戸市の理化学研究所などのグループ(高橋政代プロジェクトリーダー)が、初めて詳しい経過を学会で報告。移植から1年以上たっても目立った拒絶反応は見られないなど「治療の安全性が確認された」と、本日の東京で開かれた学会で発表。
1人の患者にiPS細胞の移植によると見られる軽い拒絶反応を示す検査結果がでたものの、症状は見られず、全体として目立った拒絶反応は起きていないとのこと。
また、いずれの患者も移植した細胞ががん化するなどの異常はなく、「治療の安全性が確認された」と発表。
高橋プロジェクトリーダーはNHKの取材に対し、「満足できる結果で、iPS細胞を使った治療の実用化に向けて7合目の位置まで来た」と談話。」
「安全性が確認された」とか「7合目まで来た」など、やや前のめりな論調ですが、致命的なダメージは出ておらず、今のところは可もなく不可もなしという経過と読みたい(私見)。
iPS-NKTの古関先生は、この先陣を切って出ている高橋先生のあとを、先駆者の経験も参考にしながら慎重に研究を進めて欲しい。
まだまだ未知数ばかりの領域であり、大胆さと慎重さが必要と思います。
蛇足ですが、ニュース画像の高橋先生が、眼鏡ではなくコンタクトなのが、一番の驚きでした!見違えました!