ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオについての情報を発信します。

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記事:株主総会から思うこと(その①)、完全個別化ネオアンチゲンの方向性について。

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記事➡これは、株主総会で聴取した内容をもとにして、私が膨らませた想像のお話しですので、その前提でお読み願います。

株主総会での質疑応答で、
ネオアンチゲンの進捗状況は?との質問に。 
→「粛々と進めている。実はハードルの高い方で進めている。ジャストインタイムの一気通貫の全体的包括的なシステム(要は一から十まで自社または自社と提携している身内でおこなっている)を構築して、それを包括的に当局に認めてもらう必要がある」 との永井社長からのコメントがありました。
私は、太字にした
ハードルの高い方で進めている包括的に当局に認めてもらう必要があるの部分に関心を持ちました。
よく考えてみると、完全個別化ネオアンチゲンは、単に「薬を創る」というのではなくて、「がん変異解析からワクチン製造までを一貫して行う仕組を構築する」ということです。
どのプロセスが抜けても全体のシステムは成り立ちません。
ですから、この「包括的な仕組全体」で特許(ビジネス特許)を取り、またこの仕組み全体で厚労省の認可を得る必要があるわけです。
そもそも、一人一人別のワクチンをジャストインタイムで創ろうとしているのですから、一種類の完成品を提示することなど出来ないはずです。
実は、これとよく似たことをブライトパスは経験しています。
それは、未達に終わったITK-1です。この特許は、今は久留米大からブライトパスが譲り受けていますが、この特許を取得するときにも、同じような苦労があったと以前聞いたことがあります。
ITK-1は、患者の特性を調べて、12種類のペプチドから患者に合った4種類のペプチドを 選び出して投与するというものです。
ですから、ITK-1と言っても実に495通り(12種類から4種類選ぶ順列組合せ)の組合わせがあるのです。
特許を取得するときにも、これを当局(特許庁)に認めてもらうのに苦労したとのこと。そして、治験を始める際にも当局(厚労省)に理解してもらうのに苦労したと聞いています。
その経験が活かされるかどうかは判りませんが、おそらくは、そのような考えからハードルの高い方で進めているとか包括的に当局に認めてもらう必要があるとのコメントが、永井社長の口から出たのではないかと想像します。
以上、私見です。

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