記事→先日ブライトパスより発表された新パイプラインBP2301の共同研究のお相手である信州大学中沢洋三先生の資料をいくつか当たっていましたが、比較的最近の資料で今回の新PLの理解を深めるために参考になりそうな資料がありましたので、ご紹介します。
「CAR-T療法の現状と今後の展望」(信州医学雑誌2018年66巻P.425~P.433)という資料で、中沢先生が投稿された雑説です(齋藤先生と共著)。信州医学雑誌は主に信州大学医学部を中心とする研究者が投稿している専門雑誌です。
この資料は、「CAR-Tとは」「CD19抗原特異的CAR-T療法」など、CAR-T療法の理解を深めることが出来る解説が、冒頭から書かれています。
最後のほうの「固形腫瘍に対するCAR-T療法」「CAR-T療法に関するわれわれの取り組み」には、今回の新パイプラインを彷彿させるようなくだりもあります。
「Ⅶ.最後に」という段落は、
「固形腫瘍に対しても、より安全で効果の高いCAR-T療法の開発研究が日夜進められており、このような取り組みにより、難治性白血病・がん患者に対する治療成績が今後向上されることが期待される。」
と結ばれています。
やや専門的ではありますが、目を通していただければ幸いです(全部で6ページ余り)