ブライトパス・ストーリー

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記事:がん免役療法についての「特許出願技術動向調査」平成31年2月特許庁

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記事→特許庁は、将来の市場創出・拡大が見込める最先端分野である「がん免疫療法」、「次世代建築技術」、「パワーアシストスーツ」及び「仮想通貨・電子マネーによる決済システム」などの12の技術テーマについて、特許・論文情報を調査・分析した報告書を取りまとめて、今年5月末にリリースしています(「がん免疫療法」のレポートは2月に完成)。

この中の「がん免疫治療」についてのレポートをご紹介します。

特許庁も大変なお仕事です。

特許庁は、特許申請を受理するとその内容を精査する必要がありますが、そのためには当該分野の最先端の知識・動向を熟知しておくことが求められますので、がん免疫治療に関する特許申請に対応するためには、相当の専門知識が必要です。

ここにご紹介する資料は、その蓄積された専門知識の集大成とも言える資料で、最先端の情報が簡潔に整理されていますので、我々個人投資家にとっても恰好の情報源となります。

https://www.jpo.go.jp/resources/report/gidou-houkoku/tokkyo/document/index/30_09slide.pdf

39ページ以降に「提言」が記載されています。特許庁という立場からの提言ですが、的を射た提言であると思います。

【提言1-A】研究開発の方向性~複合的免疫療法に向けた開発~
現在の研究開発のトレンドはPD-1阻害剤を軸とした併用療法に移行している。現状、がん免疫療法の併用療法の分野における研究においても欧米が先行している状況だが、治療効果を大幅に向上する組み合わせは未だ見つかっていない。がん免疫療法を含む様々ながん治療と養子免疫療法や腫瘍溶解性ウイルスとの併用については世界的にみても最先端の領域であるし、がんワクチンについては日本もこれまで研究を続けてきた分野であることから、これらの領域で大幅な治療効果の向上をもたらすような、日本発の併用療法が開発されることが期待される。

【提言1-B】研究開発の方向性~遺伝子改変T細胞(CAR-T細胞、TCR-T細胞)療法の開発推進~
CAR-T細胞療法は、B細胞性の血液がんに対して著効を示したことから注目を集めている。研究開発は欧米が先行しているものの、副作用や費用の問題等、依然として多くの課題を有しており、我が国で推進してきたiPS細胞関連技術を含めた細胞製造等の技術開発は、それらの課題解決の切り口になりうる。現状、市場としてはまだ成長段階にあり、技術革新の余地があることから、今後これらの課題を克服する遺伝子改変T細胞療法の開発が期待される。
【提言2】知的財産権の確保に対する支援の在り方
知的財産の取得(大学・研究機関の知財部機能の充実化、研究組織・研究者の知財マインドの向上)、知的財産の維持(知財関連費用の調達環境整備、研究初期段階での早期の産学連携)、知的財産の活用(ベンチャー企業に対する支援、オールジャパンでの支援体制の構築)を通じて、日本の技術競争力及び産業競争力の強化を図ることが重要である。

【提言3】研究開発の実施促進に繋げる環境整備
がん免疫療法に関連したガイドラインの整備、規制制度の運用上の改善等を通して、我が国発の研究開発シーズの実用化を強力に後押しすることが望まれる。

(太字は私が加工)

多くの申請を受け付けている特許庁から観れば、「この申請はすごいな!最先端だ!」というのが、きっと実感できるのだと思います。上記の提言もこれまでの経験から生まれ出ているものであり、これに照らすとブライトパスのPLは、的を射ています。

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