ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオについての情報を発信します。

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記事:バイオベンチャーの株価について。

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記事→今回は、バイオベンチャー企業の株価についての私の考えをお話ししたいと思います。あくまで私見であり、ご賛同いただきたいというわけではありませんので、そのつもりでお読み願います。

下の図表はブライトパスの今年の株主総会で配布された資料の15ページのコピーです(①~④は私が加筆)。
f:id:SHAWSHANKlife:20190809101039j:image

1、よく、こんな声(投稿)を聞くことがあります。

「治験が進んでも、承認される薬はホンの一握り、そんなもんに投資はできない」

「完成品まではあと10年以上もかかるじゃないか?」

「次の第三フェイズで5年?先は長いな~」

これらのご意見自体は間違いではないのですが、バイオベンチャーに投資する者にとっては、それほど深刻な話ではないと、私は考えています。これらのご指摘は主にメガファーマ(上図の製薬会社)に係るご指摘だからです。

バイオベンチャーがやるべき仕事は、主に上の図の①と②です。

①シーズ創製(自社・共同研究・導入)

非臨床試験、・早期臨床試験(第Ⅰ相・Ⅱ相)

です。

これらは比較的短期(または中期)で完了する仕事で、コストも限定的でメガファーマほどではありません。

メガは③と④を請け負います。資金もかかるし、時間もかかります。しかも、成功確率は極めて低いものです。しかし、ここは大企業さんの役割・社会的使命ですから頑張ってもらうしかありません。とは言え、1社では大変ですからメガ同士の合併も進んだわけです。

バイオベンチャーから観れば、上市出来るかどうかはライセンスアウト後は「あなた任せ」です。ただ、自社で探索したシーズが魅力的(最先端でライバルが少ない)であれば、それだけ③④の成功確率も上がりますから、①②の仕事をしっかりやっているベンチャーは、やがて③④を享受できる将来が待っているとも言えます。

バイオベンチャーに求められる能力は、

①世界最先端のサイエンスを常にキャッチアップし、魅力的なシーズを探求すること。

②上記①を実現するために卓越した共同研究者とのネットワークを構築しておくこと。

③常に潤沢な資金を準備して、機動的に柔軟な資金手当てが可能であること。

④そして、自社の取り組みと将来性・優位性を積極的に外に向かって情報発信すること。

などが、挙げられます。

これらの能力を保持していて、将来性のある魅力的なPLを打ち出しているバイオベンチャーに対する投資家の評価は、自ずと高くなり株価は上がります。投資家としては、確かな目でべンチャーを目利きすることが肝要です。

 2、バイオベンチャーが一般企業と異なるのは利益構造です。

一般企業ですと、赤字企業の評価はどこも低いものです。しかし、バイオベンチャーの場合は赤字であっても一定の評価を得ている企業が多くあります。

例えば、サンバイオ、アンジェス、カルナバイオ、キャンバスなど、これまで赤字体質のベンチャーが大多数です。

上の図を見ていただくと判りますが、バイオベンチャ―の利益は大別して、

a.ライセンスアウト契約一時金

b.開発マイルストン

c.販売ロイヤリティ収入

の三つです。

a.b.は一過性の収益、c.は継続的な収益が見込めます。

ですから、c.が実現できれば(製品となって世に出るということ)、毎年の収益に基盤が出来ますので、黒字化が見えてきます。ペプチドリームやそーせいはこの域に入りつつあります。

3、さて、ブライトパスについて、考えてみますと、

残念ながら、まだ上市(製品化)された薬はありません。ITK‐1が第三相完了まで到達し、フジフイルムからa.ライセンスアウト契約一時金とb.開発マイルストンは受け取った経験がありますが、まだまだ、駆け出しのベンチャーです。

しかしながら、現在のパイプラインは、国内のライバル社と比較しても魅力的です。 なぜ、株価が低迷しているかといえば、それはITK-1ショックと情報発信の不味さからです。何しろベンチャーは赤字基調ですから、自らアピールして自社の将来性を買ってもらうしかないのですが、ブライトパスは、ここが下手くそでした。同じような、あるいはブライトパスよりもパフォーマンスが劣っているようなベンチャー企業でも、情報発信が小まめで丁寧な企業は高い株価評価を享受しています。

私がこのブログを立ち上げた理由もそこにあります。少しでもブライトパスについての情報を発信して、過不足のない実力に見合った評価をして頂くための一助となれないかという気持ちからこのブログを始めました。

4.ブライトパスの買い方は・・・

「ブライトパスが手がけているPLのひとつが上市されるまで、我慢強く待つ」のも良し。また、「節目節目のポジティブIRを狙って中期で買う」も良しです。この場合、PLの中止など思わぬアクシデントに遭遇することも考えられますので、出来るだけそのようなアクシデントの発生確率が少ない時期を見計らって中期的に保持するのが得策です。地雷がたくさん埋まっていると怖くて歩けないですから。

保持するべきタイミングがいつなのか?は断言できませんが、今現在は、地雷は少なく、かつ期待できるポジティブIRが多いように感じます。ただ、GRNー1201(キイトルーダ併用治験)の成り行きは、+-両方とも予断を許しませんが、その他のPLはポジティブIRの発表を期待できる状態と言えます。

当面期待できるポジティブIRは

・抗体医薬のリストアップ、特許関連、ライセンスアウトなどのIR

・iPS-NKTの当局申請完了のIR

等です。

以上、私見です。ご参考まで。

 

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