記事→「昨日メリルリンチ社から、ブライトパスに関して変更報告書を東証に提出したと、カブタンで読みましたが、これはどういうことでしょうか？」というご質問を頂きました。
「何か良くないこと？」
「メリルリンチって、そもそも株主？」
という疑問を抱かれたようです。
これについてはご心配は不要です。
これは、現在進行中の第三者割り当ての行使に関するものです。
まず「５％」ルールをご説明します・・・
⇒上場会社の総株式 (第三者割当などの潜在株式を含む) の5%を超える株を取得した場合は、その日から5営業日以内に大量保有報告書を内閣総理大臣に提出しなければならない (金融商品取引法第27条の23) 制度で、一般には「5%ルール」と言われています。
さらに、5%以上取得した大量保有者がその後1%以上の増減を伴う売買をした場合、または大量保有者の重要事項に変更があった場合には「変更報告書」の提出が義務付けられています (金商法27の25)。
ちなみに、メリルリンチ社の行使前の株式保有割合は19.41％。
そして、このメリルリンチからの昨日の報告書は、上記の「１％ルール」に該当するものです。
報告書にも・・・
提出理由は、「株券等保有割合が1%以上変動した事によるもので、メリルリンチ日本証券のブライトパス・バイオ株式保有比率は、7.96%と1.26%減少した。報告義務発生日は、2020年7月31日。」とあります。
メリルリンチの当初の持ち株割合は、19.41％でしたので、今回の報告でこれが7.96％まで低下したということです（第三者割り当て行使は7月末で約6割を消化しています）。
以下はこれまでの行使状況。
・6月01日現在行使率は05％。
・6月09日現在行使率は20％。
・6月15日現在行使率は30％。
・7月01日現在行使率は37％。
・7月30日現在行使率は54％。
・8月03日現在行使率は61％。
カブタン記事→
メリルリンチ日本証券がブライトパス・バイオ＜4594＞株式の変更報告書を提出（保有減少） - M＆A Online
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