ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオ(4594)についての情報を発信するブログです。細かな情報をより深く過不足なく丁寧に発信していきますので、よろしくお願いします。

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記事:ブライトパスのパイプライン、総点検してみました(その①)。

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記事➡️約1週間、このブログのお休みをいただきました。
その間に、ブライトパスの株価は下がり、250円を行ったり来たりの状況です。

嫌気で売られたホルダー、信用買いを解消したホルダーなど、また不安定な地合い、ノーベル賞の肩透かし、さらに第三者割当の行使実行など、様々な要因が重なり下落したものと推察します。

ここまで下がっても、依然としてホルダーで居続けている皆さんのために、また割安感が出てきたので、「買ってみるか!」という御仁のために、ブライトパスのパイプラインについておさらいしてみました。

ブライトパスが上場したのは2015年10月22日でした。
その時の初値は414円。
その当時のパイプラインは「ITK-1」(第Ⅲ相途中)と「GRN-1201」(第Ⅰ相途中)の二つだけでした。
🌟当時の「成長可能性解説資料」➡️https://pdf.irpocket.com/C4594/iQkZ/HDeq/b8ye.pdf

当時と比べて今のパイプラインは充実しています。
当時のパイプラインは以下の二本だけです。
(当時のパイプライン一覧表)
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(現在のパイプライン一覧表)
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川崎研究所も設立し、社員も増え、国立がん研や理研など多くのアカデミアと共同研究契約も締結しました。
上場当時の企業価値と現在の企業価値とを比べると、現在のそれの方がはるかに魅力的ですが、株価は低迷しています。
その一番の要因は、上場来、この会社はライセンスアウトを1度しかなし得ていないことです。その1度のライセンスアウトも第Ⅲ相までは完了しましたが、残念ながら「有位差なし」に終わり、富士フイルムとの夢は消えました。

さて、前置きはここで留めて、本題です。
今後期待出来ること、心配なこと、それぞれ今私が気付いていることを書いてみます。

株価を反転させるためには、ビッグサプライズのポジティブIRが望まれます。
それは、やはりライセンスアウト、またはそれに準じるようなポジティブIRです。

現状の手持ちパイプラインを総点検してプラス(マイナス)要素を挙げてみると、以下の項目の通りです。
①今年度内に期待できそうなパイプラインは、抗体医薬のライセンスアウトです。
抗体医薬は現在5つのパイプラインがリストアップされていますので、この中から、何かが飛び出して来れば、ひと息はつけます。
ライセンスアウト料も入り、収益改善の一助となります。
まずは、ここに期待します。

②また、新型コロナ対応で何らかのIRが出てくる可能性はあります。

③米国で進行中のGRN-1201のキイトルーダ併用治験の途中経過でポジティブレポートが出てくる可能性があります。
ただ、これは治験中止などマイナスレポートが出る可能性もあり、両刃の剣です。

④iPS-NKTは順調に進んでいますが、早期承認の制度を活用するとしても、大きな動きは来年度以降でしょう。
ただ、川崎研究所では、既に第Ⅱ相の受け入れ準備を進めており、最短コースのライセンスアウトを目指しているようです。

以下、次号に続く。

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