ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオ(4594)についての情報を発信するブログです。細かな情報をより深く過不足なく丁寧に発信していきますので、よろしくお願いします。

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記事:ブライトパスとモダリス、作用機序の違いを考える。

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記事➡️バイオベンチャー企業と一口で言っても、そのカバーする領域や作用機序(薬剤が薬理的効果を発揮するメカニズム)は千差万別です。

ブライトパスは「がん免疫治療薬」をメインに据えています。
一方、昨年のノーベル賞受賞で脚光を浴びた「遺伝子(改変)治療薬」をメインにしたバイオベンチャーがありますが、国内では昨年8月にマザーズに上場しましたモダリスが注目されています。

この二社のアプローチは異なります。
例えれば、ブライトパスは化学、モダリスは物理、でしょうか。

バイオベンチャーが上場すると、目論見書などで、私なりにその企業の勉強をしますが、モダリスの目指している薬剤(治療薬)の作用機序は極めて明解で予備知識がなくてもほぼ理解できます。
なぜなら、遺伝子改変治療薬の作用機序は、「異常のある遺伝子を交換(改変)する」というもので、この効果の因果関係は明確に予測出来るからです。
6000を超えるといわれる遺伝子疾患は、どの遺伝子が原因かを特定し、それを改変すれば疾患は完治する、という理屈はとても明快です。
モダリスのゲノム編集技術であるCRISPRに基づく治療薬創出プラットフォームは汎用性・再現性があり、その点も容易に理解できます。

ブライトパスのパイプラインの作用機序も理屈では理解できますが、さて果たしてその通りに「事が進んでくれる」かどうかは未知数です。最後は細胞の働きや免疫反応に委ねることになるからです。

ブライトパスが挑戦している「がん治療」は、最もハードルの高い領域であることは百も承知ですが、安定志向の投資家にとっては、明快な作用機序のモダリスにも魅力を感じてしまいます。

ともあれ、バイオベンチャーの投資には確かな最新の知識を修得することと、その作用機序についての納得感が必要です。

本日は、第三者割当の1月分の報告IRがリリースされます。
まだ完了までは、少々時間がかかりそうです。

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