記事➡️①の続きです。
以下は、総会後に開催された会社説明会の報告です。
質疑応答を中心にまとめました。
1、(質問)増資はやるのか?
(回答)時期は決めていないが、ライセンスアウトによる資金調達は、相手のあることで不確実。➡️(やはり、近い将来、増資はやるというニュアンスあり)
2、(要望)情報のリリースは、皆が「会社が何をやっているのか」が解るように、解りやすく出して欲しい。
3、(要望)株価対策をもっとやって欲しい。
4、(要望)iPS-NKT第Ⅰ相の2例目以降のニュースリリースもやって欲しい。
5、(要望)アナリストの活用やマスコミへの露出をもっと行うべき。ブライトパスからは言えないことを、アナリストからアナウンスしてもらうのが得策。また、先日モダリスの森田社長が日経新聞で取り上げられただけで、株価は大きく上がった。
アナリストとマスコミ対策を真剣に考える時期である。
(2~5への回答)しっかりと受け止めて対応したい。
6、(質問)やると言っていたことが、なされていない。前回の資料に記載されていたことが、説明なく消えていることがある。それを期待して株を保有した投資家もいるはず。
(回答)取捨選択、優先順位で後回しになっているものもある。・・・(明確な回答は聞き取れず)
7、(質問)パイプラインの相乗効果とは?
(回答)例えば、Her2CarTとiPS-NKTは相互補完?させて、Car-NKTなども視野に入ると。
8、(質問)コロナワクチンの話が、昨年リリースされたが、どうなっているのか?ワラントのための話題作りだったのか?
(回答)欧米大手が想像を上回るスピードでワクチンを完成させた。ワクチン治験には多数の患者さんを集めること、莫大な資金調達が必要なこと、など障壁がある。➡️(消極的というニュアンス)
9、(質問)ステルス戦略とオープン戦略、どちらが良いのか?
(回答)特許を申請したばかりで、まだ他社には知られたくない場合は、ステルスモード。ライバルと差がついてもう追い付けない時点では、オープン戦略で株価を上げることが得策と考えます。
10、(質問)ライセンスアウト活動はどうなっているか?
(回答)全てを話すことは出来ないが、
・GRN-1201は、「データを見て結果を見てから、その時にね」と言われることが多い。
・盛り上がっているモダリティは、向こうから話が舞い込む(iPS-NKTやHer2CarTなどか?)。
・抗体薬も、話しは来ている。
・ステルスモードが有難いと言われているところもある。
・旬の時期を逃さず取引することが肝要と考えている。
11、(質問)上ばかり見過ぎて、足元のことを考えていないのでは?
ガン免疫に固執せず、当面の利益のことも考えるべきでは?
(回答)まさにご指摘の通り。
パートナーを見つけて、リスクをシェアーする方法も検討している。
12、(要望)「よくある質問」「ブライトパス通信」など、機能していない。
きっちりと運営して欲しい。
また、株主総会の質疑応答の動画もリリースして欲しい。
13、(質問)mRNAについての、会社の見解は?
(回答)mRNAの特許は、ビオンテックとモデルナが押さえている。また、ドイツのスポンサーは懐が深く莫大な資金を先行投資してくる。なかなか、国内社は太刀打ちできないだろう。
以上、順不同で抜けもあると思いますが、出来るだけ漏れのないよう列記いたしました。
私の印象ですが、
1、株主さんは、例年にも増してかなり厳しいご指摘ばかりで、どれだけ永井社長に届いたかは定かではありませんが、抜本的な株価対策が必要との認識は、かなり強いものになったはずです。
2、具体的なパイプラインで言いますと、GRN-1201以外は順調に進捗しているように感じました。
3、ただ、永井社長のコメント通り、「旬の時期」を逃さないで、しっかりとライセンスアウトの果実を刈り取ることが肝要です。
4、株価については対策は、抜本的な不連続な対策が待たれます。ただ、株価対策は、実のあるパイプラインの成功が大前提、それがどのパイプラインなのか!?
「旬の時期」が早く訪れることを切望します。
※※会社説明会資料➡️ニュース|IR情報|ブライトパス・バイオ株式会社