記事➡️25日の株主総会を終え、26日に例年通り「有価証券報告書」がリリースされました。
新たな情報は掲載されていませんが、じっくりと読み込むと、留意すべき事項がいくつかあります。
昨年同期の有価証券報告書と比較してみました。
1、昨年の有価証券報告書と比べてみると、会社データが微妙に変化しています。
①要員数、機構(組織)
会社の要員数や機構組織は、会社の動勢を見るひとつの指標と言えます。
昨年の要員数は以下の通りです。
そして以下は今年掲載された資料です。
合計人数は44名で変わりはありませんが、組織名が刷新されています。刷新後は、「臨床研究部」と「非臨床研究部」が分化新設され、「細胞医薬部」が新設されています。
会社の取り組んでいる業務の内容が、より具体化し「臨床試験」「細胞医薬」へ力点がシフトしていることが判ります。
②特許関係
特許関係の一覧表を昨年と今年で比較してみると、3つの特許が消えています。
この点は質問メールを投げ掛けて見ようと思います。
(昨年の資料)
(今年の資料)
③大株主
大株主も微妙に変化はしていますが、安定的な大株主は、上場来ほとんどない状況です。
(昨年の資料)
(今年の資料)
④個人投資家比率
ほぼ何の成果も未だ残していない未知数のバイオベンチャーに、多くの個人投資家が出資しています。
個人投資家持株数比率は87%➡️86%と微減していますが、それでも9割近い株が個人投資家に保有されています。
また、個人投資家の株主数(人数)は2.4万人➡️2.6万人に増えており、永井社長はこの信託に応えなければならないと思います。
(昨年の資料)
(今年の資料)
④気になったセンテンス。
新たな情報は記載されていませんが、少し気になったセンテンスがありました。
➡️「米国における新型コロナウイルス感染状況を受けて、臨床試験は停止や中止をすることなく継続できていますが、症例登録には時間がかかっています。」
このセンテンスは、GRN-1201の説明の一部分ですが、ネガティブな表現をマイルドに書いている書きぶりが気になります。
治験中止への伏線と考えるのは取り越し苦労?
ブライトパスは、なかなか期待に沿うような展開になっていませんので、細かなことも気になります。
昨日株主総会に出席しましたが、例年ですと総会終了後はホテル内の天ぷら屋さんでランチをとりますが、今回は「験を担いで」天ぷらはパスして自宅に直帰いたしました。
天ぷら屋さんには失礼ですが、今年も天ぷらでは、
また1年間鳴かず飛ばずのようなきがしたもので。
来年の総会日の株価は?
来年の総会後のランチは?いかに。
追伸➡️濱本管理部長さん、有価証券報告書の作成、お疲れ様でした。
6月26日リリースの有価証券報告書➡️https://pdf.irpocket.com/C4594/xqEb/VtVW/DxGi.pdf