ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオ(4594)についての情報を発信するブログです。細かな情報をより深く過不足なく丁寧に発信していきますので、よろしくお願いします。

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記事:現在の純資産は21億円、資金調達のメドをどうするか?

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記事➡️本日、今年度第1四半期の決算報告がリリースされました。
ざっと目を通しましたが、研究内容については目新しい話しはないように読めました。

私が注目するのは、「純資産21億円」です。
年間の研究開発費は15億円~20億円程度ですので、資金調達がゼロであれば、あと2年は持ちません。
一方、主だったパイプラインは、抗体薬を除いて2年以内にライセンスアウト出来るものはなさそうです。
抗体薬のライセンスアウトは、そう高額のライセンスアウト料は見込めません。
iPS-NKTやHer2-Car-Tなど、確かに有望なパイプラインはありますが、当面の資金調達を成し遂げなければ、3年後以降のブライトパス単独の存続はありません。
ブライトパスのもとで、有望なパイプラインのライセンスアウトを実現させる可能性はあるのでしょうか。

そこで思い出されるのが、今年の株主総会での永井社長の発言です。

参加者からの「資金調達は大丈夫か?手元資金はあと2年で枯渇するが?」という質問に対し、
永井社長は、
「資金調達のやり方はいくつかある。
海外から大口の投資を受ける方法。(今の株価は)底値と見られているようで、開発内容を見てもらい海外から大口の投資を受けるようなこともあり得る。
また、医薬に進出したい他業種からの出資を受ける可能性もある」というコメントでした。

また、買収について、
「現在手掛けているパイプラインと研究開発をしっかりと引き継いでくれるのであれば、会社ごと買収されるというのも、選択肢のひとつだと考えている」
というコメントも飛び出したのを覚えています。

現在進行中の第三者割当増資も、如何せん株価が100円に満たないので、満足な額での行使は難しいのが現状です。

私は、株主総会での永井社長の具体的なコメント、
「他業種からの出資」
「買収されることも選択肢の1つ」
が、現実味を帯びてくる可能性はあると思います。

あと5年持てば、有望パイプラインが陽の目を見る時が来ると思いますが、その時ブライトパスはどのような形態になっているのか?
これからの1年で、その方向性が明らかになってきます(以上、私見です)。

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