ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオ(4594)についての情報を発信するブログです。細かな情報をより深く過不足なく丁寧に発信していきますので、よろしくお願いします。

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記事:ブライトパスバイオ、決算短信がリリースされています。

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記事➡️本日、第二四半期決算短信がリリースされました。
決算数字は、想定通りの赤字決算でしたが、これはバイオベンチャーの宿命で、これをもってがっかりする必要はありません。ひとたび、ライセンスアウトがかなえば、そのドル箱から得る収益で収支は瞬く間に改善します。

さて、定性的事項で、サプライズは特にありませんでした。これも想定通りです。
CAR-iPSNKTについての記述は、先日のIR情報と同じく、

「2022年11月、当社は理研に対してiPS-NKTにかかわる独占的開発製造販売権の導入オプションを行使し、同プロジェクトを全世界で独占的に開発・製造・販売するライセンスを獲得しました。
当社はiPS-NKTを幅広いがん種・地域へ展開するため、プラットフォームの構築を目指しています。今回のライセンス獲得により、1) iPS由来NKT細胞の活動領域を広範かつ排他的に保護する「特許」(日米欧で登録済み)、
2)本治験によって臨床上の安全性と一定の有効性の示唆が期待される「マスターiPSセルバンク」、3)マスターiPSセルバンクからNKT細胞への「分化誘導法」、以上3つの構成要素を擁することになり、同プラットフォームの世界展開を図ってまいります。
また、当社はキメラ抗原受容体(CAR)導入等の遺伝子改変技術を組み合わせることによって、新たな遺伝子改変iPS-NKT細胞医薬への展開も可能とみており、同テーマでの研究も推進しています。」
と明記されていました。

今回の理研からのライセンス獲得(オプション権の行使)、それに続く米国学会での発表までの流れは、まさに典型的なライセンスアウトへの道筋です。

オプション権の行使は只(無料)ではなく、研究開発費の10パーセント未満ですが、安くはないフィーを支払っているはずです。
ということは、このオプション権の行使は、ライセンスアウトへのブライトパスの自信の表れであり、意思表明です。準備万端、ゴーサインを出したわけです。

株価は、ストップ高以降下がり続けていますが、あの学会ネタだけの効果としては仕方のないことです。
ブライトパスの存在、CAR-iPSNKTの存在をマーケットに知らしめたことに意味があります。
来るべきその時に、すぐにマーケットが反応してくれる地盤は築かれました。

学会での発表が、今後どのように拡がるのか、既にライセンスアウト活動は行われているのか?

その時は突然来るのでしょうか。

以上、私見です。

本日リリースの四半期決算短信➡️
https://pdf.irpocket.com/C4594/aG1f/XEix/jI5i.pdf

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