記事→昨日のこのブログで、
「ライセンスアウト活動を足元を見られずに遂行するためには、やはり手元資金30億円(約3年分)は最低限必要です」
と書きましたが、本日、その答えがブライトパスからリリースされました。
これまでとあまり代り映えはしませんが、その資金使途がより明確に示されました。
資金使途の主な目的は以下の通りです。
①他家CAR-T(CAR-iPSNKT)プラットフォームのプロトタイプ製品BP2202の米国臨床試験を始めるために必要な細胞製造等の準備。今後のCAR-iPSNKT細胞の開発は、米国において進めることを想定。これから準備を本格化させる第I相臨床試験を米国で実施する前提で、治験薬も米国の製造委託先(CDMO)で製造予定。
②抗体医薬品パイプラインの製薬企業へのライセンス・アウトに向けて必要な最後の一歩の位置づけのデータ取りのため。
の2点です。
BP2022の第Ⅰ相治験を米国で行うとの方針とのこと。この治験の成否とスピード感が注目されます。
とは言え、向こう1年間で予定されている第17回新株予約権の行使は、希薄率21%です。そして、本日のリリースで資金調達問題が解決したわけではありません。
当面の株価下落は否めませんが、反転のきっかけとなる新鮮で具体的なライセンスアウトに繋がるポジティブIRの発信が待たれます。
リリースされたIR→https://www.brightpathbio.com/news/img/BrightPath 20240619_補足資料.pdf