記事→本日、ブライトパスから「国立がん研究センターとのBP1223に関する共同研究開始のお知らせ」がリリースされました。
本日リリースされたPRニュース→
https://www.brightpathbio.com/news/img/3a29c312ac17e72024eb8e236da4740c508e8e60.pdf
いち早く日経電子版にも、コメントはありませんが掲載されています。
→ブライトパス・バイオ[4594]:国立がん研究センターとのBP1223に関する共同研究開始のお知らせ 2024年11月6日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞
BP1223はこれまでの既知パイプライン一覧表には記載されていなかった新たなパイプラインと思われます。
BP1223は、急性骨髄性白血病などの血液がん細胞上に多く発現するCD39と、免疫細胞であるT細胞上に発現するCD3の双方に結合する二重特異性抗体であり、がん細胞と
T細胞をつなげることによって活性化したT細胞ががん細胞を排除するという狙いです。
これまでは、CD39を標的とする開発抗体として、抗体BP1202をパイプラインに挙げていましたが、今回のBP1223はこれの進化版と言えます。
今回は、CD39に加えてT細胞を活性化させ、がん細胞へ誘導する二重特異性抗体を創製したとのこと。
既に、臨床検体を用いた薬効薬理試験お
よび MoA(作用機序)解析を実施し、有望な結果が得られているとのことで、本日の発表に至ったものと思われます。
本件については、今年12月に
開催される第66回米国血液学会にて、湯田淳一朗先生が発表されるようです。
株主総会で永井社長は「ライセンスアウトに向けて交渉中の抗体薬パイプラインがある」旨のコメントをされていました。
このBP1223かそれなのかどうかは定かではありませんが、、、。
抗体薬については、ブライトパス取締役創薬研究部長の中村徳弘さんがご入社以来研究所で地道に取り組んでこられました。
株主総会以降、あまりポジティブなニュースリリースがありませんでしたが、久々の前向きなニュースリリースでした。