記事→ブライトパスの株主総会に出席してきました。
参加株主は約20名ほどで、例年よりやや少なめです。
定刻の10時から始まりましたが、なんと永井社長が不在。結局30分ほどの遅刻で、永井社長は壇上に立ちました。
それまでは、他の役員が対応しました。
司会者は「社長は米国へ出張に出かけ、その帰路であり、遅れてくる」と。到着した社長ご本人は「家族の事故で遅れた」と説明していました。
一通りのビデオ解説があり、あとは質疑応答の時間となりました。
以下、アトランタンダムにその内容を列記します。
①Q.抗体薬のライセンスアウトまで、昨年総会では「あと1マイル」との話があったが。
→A.断言は出来ないが、あと0.5マイルというところか。今年度中にはライセンスアウトの可能性もあり得る。
②Q.株価対策、上場維持基準について。
→A.開発の進捗とライセンスアウトで株価を上げていくのが、本筋である。
上場維持基準は承知しているが、テクニカルな方法もある。(?)
③Q.BP2202は製品として高いものになるのか?
→A.BP2202は他家なので、現行販売されている自家製品の半額位で提供可能と考えている。
④Q.BP2202のライセンスアウト時期は?
→A.第Ⅰ相前もあり得るが、第Ⅰ相のあとのほうが可能性は高い。
⑤Q.BP2301について。
→A.現在進行中の第Ⅰ相は今年度内に完了する予定。AMEDからの支援は終了しており、現在はブライトパスがスポンサーとなって、中沢先生を支援している。
⑥A.会社の売却もあり得るのか?
→Q.企業価値を高めて、既存株主にもメリットのある形での会社売却はあり得る。
⑦BP2202の第Ⅰ相を乗り切る資金はあるのか?
→Q.治験の届出までの資金あるが、その先の資金は現資金では足りない。ただし、1年前と比べるとシナリオは後退しておらず、ライセンスアウトの可能性はこの1年で増している。
⑧Q.管理部長が交代ばかりしているが?
→A.現部長の後任は決まっている。確かに交代は多いが、バイオベンチャーの業界では珍しいことではない。
以上、聞き取りによるものですので、ニュアンスが異なっている場合もありますので、ご容赦下さい。
他にも、質疑応答はありましたが、どれも既知の案件でした。
私が1番確認したかったのは、永井社長の「やる気度」でした。
遅れてのお出ましでしたが、株価低迷にもめげることなく、ライセンスアウト活動に邁進している様子が見て取れました。
本日、夜の7時頃に抗体薬1212が、仏国リヨンの学会で発表されましたが、内容は悪いものではありません。→これで、夜間の株価が上がってるのか?
抗体薬のライセンスアウトは大きな対価にはならなくても、実現すれば、潮目は変わります。
本命はBP2202です。ライセンスアウトがあるとすれば、来年度以降だとは思いますが、もし抗体薬がライセンスアウト出来れば、ブライトパスのパイプラインに注目が集まり、BP2202も有望視されることになり、結果として株価がジリジリ上がる可能性が出てきます。この「ジリジリ上がる」という表現は、今日の株主総会で永井社長が使っていました。
なにはともあれ、永井社長が元気だったので安心しました。
そして、永井社長の一橋大の大先輩(ゼミ先?)竹内先生が引続き取締役に名を連ねているのを見て、ひと安心しました。
ITK-1の第Ⅲ相の失敗から、もう7年が経ちました。
それ以降、ライセンスアウトは一度もありません。
ただ、7年前のパイプラインと今現在のパイプラインは雲泥の差です。もちろん今のパイプラインの方が優れています。
ただ、株価は低迷の一途でした。
私もこのブログを書き始めて約7年です。以前はほぼ毎日書いてましたが、今は月イチ程度です。
そろそろ、景気の良い内容のブログを書いてみたいものです。
永井さん、中村さん、よろしくお願いします。