記事→株主総会での永井社長の話で、私なりに確認できたことは、
・社長は、BP2202に社運をかけて邁進している。
・現資金でカバーできるのは、BP2202の治験申請までである。その先の資金調達は必要。
・抗体薬のライセンスアウトまでは「あと半マイル」、今年度内ライセンスアウトを目指しているようである。
私見ですが、永井社長のシナリオは、
①抗体薬をなんとか年度内にライセンスアウトする。
→ライセンスアウトの収益は大きなものではないにしても、「ライセンスアウト」を実現できるベンチャー企業の評価は高まり、マーケットは注目してくれ株価は上がります。
その中で第三者割当による資金調達を行うなどBP2202の第Ⅰ相のコストを準備していきます。
②BP2202について、2026年3月までに、米食品医薬品局(FDA)への臨床試験実施申請(IND)にこぎ着けたい。
→ 細胞生産のプロセス開発・製造に向けて2024年12月に契約したベルギーCellistic(セリスティック)社への製造工程移管プロセスは順調に進展している、と日経バイオテクの記事に永井社長は応えています。
来年3月までにブライトパスが行うべき仕事は、IND(治験実施申請)に向けて、BP2202に関するマーケットへの情報発信を連続して行うことです。BP2202のどこがすごいのか?を平易に解説するような情報ニュースです。
そのことがマーケットの期待感を引き上げて、株価の上昇気流に繋がります。
そうすれば、第三者割当での大きな資金調達も可能となり、BP2202の第Ⅰ相の資金も調達出来ます。また、来年3月の上場維持基準も楽にクリアー出来ます。
もし、BP2202がガン患者を救う真に素晴らしいパイプラインであるならば、このシナリオは十分可能です。
今のところは、BP2202に関して、マーケットも投資家もドクターもメガファーマもほとんど知りません。
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