記事→HPが改訂され、新たに「Bright path通信」が新設されました。
どこにあるのか?と探したら、HPのトップ画面にバナーが新設されていました。→https://www.brightpathbio.com/
その第一回目のテーマは、BP2301(HER2CAR-T)です。
ブライトパスで、GRN-1201に続く非臨床試験中のPLは4つありますが、その中で一番進んでいる(私見)と思われるのが、BP2301(HER2CAR-T)で、対象は固形ガンの骨肉腫です。
CAR-Tは、血液ガン対象の自家療法薬ですが、固形ガン対応のそれは未だ世に出ていません。
先月末、第19回日本再生医療学会総会がオンラインで開催されましたが、そこでも中沢先生が講演されました。
今回の「Bright path通信」は、そのPLについての周辺情報をかなり詳しく解説しています。
CAR-Tをはじめとする細胞療法の課題を
①より患者数の多い固形がんで展開できるか。
②製造面や普及における制約を一気に取り払う他家(off-the-shelf)細胞療法へと展開できるか。
として、
今回は、①のテーマについて解説しています。
中沢教授のコメントで、
「(CAR遺伝子を)そーっと入れること」、及び「その後で(CAR遺伝子導入T細胞を)ちゃんと増やすこと」
「ほんのわずかな違いで、全く効果が無い」
など、具体的な研究の裏話も紹介されています。
次回は、②の他家への展開についてとのこと。
今回の「Bright path通信」は、IRだけでは表せないPLの背景にも言及しており、今後継続的に発信してくれれば、個人投資家にとっては、投資判断の一助にはなるなと思いました。
「Brightpath通信」→https://www.brightpathbio.com/press/index.html