ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオについての情報を発信します。

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記事:決算説明会資料について(詳報)。

記事➡昨日アップされた決算説明会資料をじっくりと読んでみました。
以下、気付いたことを列記します。

1,キャッシュフロー計算書(5P.)
⇒川崎創薬研究所における研究機器購入費用として、185百万円を計上しています。

2、2020年3月期見通し(6P.)
⇒決算報告書にもありましたが、売上見通し4百万円は、研究開発に専念するという決意の表れか。研究開発費見通しは2,417百万円と意欲的な投資額。キートルーダ併用治験も高コスト。

3、現状と次のステップ(11P.)
⇒各パイプラインごとのカレンダーが記載されています。既出の情報もありますが、改めて確認すると以下の通りです。
①GRN‐1201(肺がん、併用):「2020年以降」の中ほどに「p2Stage1」と↓記入。
②GRN‐1201(メラノーマ):「2019上期」の中ほどに「P1データ」と↓記入。
③iPS-NKT:「2019年下期」の最後に「FIH臨床試験入り」と↓記入。
④完全個別化ワクチン:「2020年以降」の最後部に「FIH臨床試験入り」と↓記入。
⑤免疫調整因子抗体:「2019年上期」の最後に「パイプラインリストアップ(順次)」と↓記入。

③は予定通り。
⑤は遅れていますが、今年の上期ですから9月末までには何か出てくるのでしょうか。「順次」とありますので、やはり複数のPLを予定しているようです。
④は、大きな枠組みで進めていく計画のようで、今のところ臨床試験入りの時期は明確には示されていません。「オープン・イノベーション」でしっかりとした体制と計画を構築して進めていくことには賛同します。

4、パイプラインOUT(12p.)
⇒「2018年度で見直しを行ったパイプライン」として、ITK-1とGRN-1301中止について総括しています。残念ではありますが、どちらも妥当な判断です。「中止」でなく「パイプラインOUT」という言葉は初めて使ったのではないでしょうか。バイオベンチャ―には、INもあればOUTもあります。それが当たり前という意味合いも入っているようにも感じます。

5、iPS-NKT: マスターセルバンク型細胞医薬(25~27p.)
⇒今回、マスターセルバンク型であることのメリットを具体的に詳しく解説しています。「世界初のiPSを用いたがん免疫療法」を掲げるブライトパスとしては、ライバルとの差異を説明することが必要です。細胞の均一性・物性評価の明確性・完全作り置き・患者待ち時間なし・・・など、具体的に特徴を説明しています。
リプログラムとマスターセルバンク化の工程を図示して、「10,000+投与分」と他家ACTとの優位性にも言及しています。
理研・古関先生から具体的な情報を入手して、この資料を作成しているように思われます。

6、オープン・イノベーションによる開発(32p.)
→今回の資料で、私が一番注目した箇所です。
「オープン・イノベーション」というWordは、これまでも使われたことはありましたが、この資料の32P.のように、「表題」として「オープン・イノベーションによる開発」と掲げて明示したことは今までありませんでした。
過去の同じページの表題は、昨年11月の決算説明会資料では「完全個別化がんワクチン療法」、2月の個人投資家説明会資料では「国内をリードする研究機関との共同研究組成」という表現でしたので、今回の「オープン・イノベーション」という表題は、一歩大きく踏み込んだ(前進した)表現になっています。
「オープン・イノベーション」は下記参照※

7、まとめ(34P.)
⇒ 次のステップとして
• 複合的がん免疫療法 GRNGRN -1201 ⇨ 臨床試験データ Read -out
• 細胞医薬 ⇨ iPS -NKT 細胞療法が臨床試験入り⇨ 導入・アラインスによるパ構築を計画
• 抗体医薬 ⇨自社創製シーズのパイプ ラン・リストアッップ
• ネオアン チゲ完全個別化ワクチン ⇨ オープン・イノベションで臨床試験入りを目指す -“半個別化”のITK‐1 から、“完全個別化”へ

まとめにも書かれていますが、「オープン・イノベション」というWordが光って見えます。
オープン・イノベーションという言葉が何を意味しているかは、動画で解説されていると思いますが、私がイメージするのは、アカデミア・各研究機関・そしてメガファーマなども含めた巨大な体制が組成され、「完全個別化がん免疫療法」という大きく立ちはだかる困難な課題をスピード感を持って済々と王道で取り組んでいく・・・そのための最良の選択肢が「オープン・イノベーション」という手法ではないか、そんなふうにイメージしています。

この資料全体の印象ですが、ようやく古い衣から脱皮して、遅ればせながらではありますが、新体制で新たなステップへ舵を切り始めた、という印象です。GRN‐1201(メラノーマ)など、古い衣の残像はまだ残りますが、GRN-1201(キートルーダ併用)・iPS-NKT・抗体医薬、そしてオープン・イノベションで取り組む完全個別化ネオアンチゲンなど、一つ一つのPLが順調に進捗すれば、巡航速度に乗って走り出すのではないかと、大いに期待しています。
この資料で永井社長がどのような説明をされたのか、興味のあるところです。
説明ビデオは早ければ明日アップされるとのことですので、週末にじっくり視聴してみます。

決算報告会資料→https://pdf.irpocket.com/C4594/LOUh/h9x0/OaMo.pdf

※ご参考:「オープン・イノベーション」とは⇒
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-1515232#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29

記事:本日22日開催の決算説明会資料。

記事➡本日午後3時半から開催された決算説明会の資料が、今夜9時過ぎにブライトパスHPにアップされました。
https://pdf.irpocket.com/C4594/LOUh/h9x0/OaMo.pdf

ざっと目を通しましたが、iPS-NKT: マスターセルバンク型細胞医薬についての解説図など目新しい図表が含まれていますが、まったく新たな事実は記載されていないようです。いくつか気付いたこともありますので、さらに精読してまたご報告します。
なお、本日の説明会の動画は 、早ければ24日にアップする予定とのこと(管理部に照会済)。

記事:メルク、キートルーダ併用でがんベンチャーを買収。

「米メルク、がん製薬ベンチャー買収 1200億円で」日経電子版2019年5月22日→https://r.nikkei.com/article/DGXMZO45103990S9A520C1000000

21日、米大手製薬メルクは、がん創薬ベンチャーの米ペロトン・セラピューティクスを買収することで同社と合意したと発表しました。
メルクは、がん免疫薬「キイトルーダ」の売り上げをさらに拡大するため、併用で相乗効果が見込める新薬拡充に注力しています(GRN-1201もこの中のひとつ)。
ペロトン社が開発中の経口低分子薬「PT2977」(腎臓がん向け)との併用治験は中期段階にありましたが、今回新規株式公開(IPO)予定の1日前の買収劇となりました。公開前にメルクがペロトンを囲い込みたいという思惑からだと思われます(私見)。
ブライトパスのGRN-1201とキートルーダとの併用治験も第Ⅱ相中ですが、治験結果(経過)さえ良ければ、ペロトン社と同じく高値取引(ライセンスアウト・買収など?)のシナリオに繋がる可能性があります(私見)。オープンラベルですから、経過は刻々と把握しているはず。高値で売れるかどうかの判断もできるはずです。
GRN‐1201とキートルーダとの併用は、治験結果(経過)次第で、吉凶どちらの可能性もありますので、投資家としては過度な期待は禁物ですが、このようなニュース(ペトロン社買収)を見せられると期待は膨らみます。

記事:ノーベル賞本庶佑教授をトップに「がん免疫総合研究センター」設立。

記事➡「京大ががん免疫療法専門の研究センター設置へ 国内初」毎日新聞 5月20日

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000045-mai-life

昨日、京都大が、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑特別教授をトップとする「がん免疫総合研究センター」の設立を決めたと発表しました。
設立当初は、京大の施設・スタッを中心に開始するようですが、今後は資金を国に求め、研究要員も広く世界に募るようです。
日本発のがん免疫療法の研究が、大きく前進する母体としての役割を期待します。
また、「がん免疫療法」が世間の注目を集めることは、マーケットにとってもプラス材料です。

記事:ブライトパスのパートナー、宮野悟教授についての記事です。

記事➡この記事を読んで、「フライデー」という雑誌への印象が、少々変わりしました。
これまでは売店でも手に取ることもなかった「フライデー」ですが、なかなかどうしてアッパレな雑誌です。
宮野悟先生の記事が載っているとのことで、フライデー5月24日号を買おうと、東京駅近くの売店に寄りました。表紙はやはり「This is Friday」です(笑)。やや抵抗はありましたが、男子のバイトさんに並んで買いました。
同じ記事が「フライデーdigital」にもありましたので、以下に貼っておきます。
宮野悟先生は、ブライトパスが昨年12月に共同研究契約(以下に添付✳)を結んだ東大側の立役者ですが、この記事は、先生の研究内容を具体例を挙げて解りやすく伝えており、一読に値します。
以下、冒頭の抜粋です。
「ヒトの全ゲノムは30億文字。見つかる遺伝子変異の数は、数百から数百万もの単位になる。そこから一つ一つの変異について調べ、がん細胞に影響を与えている遺伝子を特定し、それに合わせた最適な治療法を選択しなければなりません。この膨大な作業はスーパーコンピュータとAI(人工知能)なしで行うことはとても無理なのです・・・」

是非目を通してみて下さい。
ブライトパスの「完全個別化」のパイプラインの進展に期待します!

「がんをスパコンとAIで撲滅」宮野悟ヒトゲノム解析センター所長、フライデーdigital5/20(月) 配信 記事
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190520-00010001-friday-soci


✳昨年12月のブライトパスのIR➡https://pdf.irpocket.com/C4594/EKpj/RGR6/vy6h.pdf

蛇足ですが、どうせなら、この記事を日経ビジネス東洋経済に載せて欲しいですね。
フライデーの愛読者には失礼ですが・・・

記事:iPS-NKTを支える「オールジャパン体制」

記事➡今日の理研関連のニュースで、本日付神戸新聞NEXTに「iPS最前線、兵庫けん引 研究機関や企業集積の立地生かし 創薬や治療法進歩に貢献」という記事が掲載されていました。
理研はさらなる成果を目指し、ノーベル賞の山中教授が率いるiPS細胞研究所などと協定締結し、協力体制を構築。山中教授が唱える『オールジャパン体制』が整いつつある。」とう内容の記事です。
他家のiPS-NKTの成功には、iPS細胞研究所は不可欠の存在です。
iPS-NKT臨床試験開始の朗報に期待します。

神戸新聞NEXT(5月19日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190519-00000010-kobenext-l28

記事:ブライトパス川崎創薬研究所 はLICビルの4階にありました。

記事➡昨日、仕事で品川まで行く用事があり、時間があったので少し足を延ばしてブライトパス川崎創薬研究所の所在を確かめてきました。
京急品川駅から京急川崎駅で乗り換えて京急大師線の終点小島新田駅で下車しました。品川からは計20分ほどです。
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小島新田駅から徒歩15分ほどのところに「キングスカイフロント」はありました。
広大な土地に立派な研究所と思しきビルがいくつも建ち並んでいます。
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キングスカイフロント(King Skyfront)は、川崎市川崎区殿町地区で進められている都市再開発プロジェクトで、正式名称は殿町国際戦略拠点 キングスカイフロントと言うそうです(殿だからキング?)。ペプチドリームやJohnson&Johnsonなどは、立派な独立したビルでした。また、敷地内に東急ホテルもあり、おそらくは各研究所に訪れる内外の関係者が利用すると思われます。
このキングスカイフロントの一画にライフイノベーションセンター(LIC)という4階建てのビルがあります。
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ライフイノベーションセンタービルの外観はこんな感じです。➡
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そして、このビルの4階にブライトパスの川崎創薬研究所のネームプレートがありました(左上角がブライトパス)。

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セキュリティーがあり、もちろん中には入れませんでしたが、確かに「川崎創薬研究所」は稼働しているようでした。
既にこの中で新設された細胞技術研究所も稼働を開始しているとのこと。

ライフイノベーションセンター➡https://www.bioteclab.co.jp/lic_info/

記事:Biotechmaniaさんからの情報。

記事→BiotechmaniaさんのTwitterやyahoo板で、既にご覧になった方も多いとは思いますが、貴重な情報ですので、ここにそのまま掲載さてていただきます。掲載については、Biotechmaniaさんからご了解をいただいております。ありがとうございます。

 ⇒「ブライトパス管理部広報にメールにて質問をした回答を共有します (以下、質問は括弧で概要を記しますが、回答は会社からの原文のママです)

<パイプライン全般に関して>
多くの皆さまにご心配をお掛けしている状況につきまして、会社とし最優先で対応すべき状況という認識です。一方で創薬ベンチャーとして当社が取り組むべき方向性に変更はございません。なるべく早期に皆さまに良いニュースをお届けできますよう努めてまいります

<GRN-1201に関して>
GRN-1201の試験は粛々と進行中です。

<GRN-1301に関して>
GRN-1301関連の適時開示につきましては、東証に確認の上進めておりましたので、その過程に問題があったということはございません

<神奈川県立がんセンターとの共同研究に関して>
共同研究は引き続き実施中です。

<完全個別化療法に関して>
完全個別化療法につきましては、先ずはワクチンから取り組みますが、それだけに限定している訳ではございません。HPのグラフの長さにつきましては、本プロジェクトは最初から基礎研究で終える開発ではなく臨床試験入りを想定したもので、現段階では臨床試験開始の申請において当局に提出する臨床試験申請用データの取得を開始しています。

<抗体医薬に関して>
抗体医薬につきましては、標的ターゲットを公表することが競合の起動に繋がらないよう、戦略的に推進していきたいと考えております。また、抗体のHPグラフの記載につきましては、説明会資料の内容から変更を意図したのもではございません。

上場廃止基準に関して>
2022年3月期の決算発表において売上高1億円を計上することが基準となっております。2020年3月期に計上が必要ということではございません。

<今期収入予想を踏まえて>
現在公表していないプロジェクトで新規導入等も積極的に推進しておりますので、現時点では役員報酬の減額は考えておりません。今後さらに研究開発に邁進し皆様のご期待に沿えるよう尽力いたしますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

<細胞技術研究所」に関して>
細胞技術研究所は既に稼働しております。研究員の人数等の詳細は開示しておりません。

以上です」

これを読ませていただいて私の印象は⇒

①<パイプライン全般に関して>は、永井社長がこの趣旨でメッセージを発信しても良いような内容です。実績がなくとも、将来のプラン(夢)は伝えることが出ます。「なるべく早期に皆さまに良いニュースをお届けできようよう努めてまいります」というコメントは是非実現して欲しいです。

②<GRN-1201に関して>は、公表できないのだと思いますが、「粛々」という言葉に期待したいと思います。この回答者が何かを踏まえて「粛々」と答えていると期待します。

③神奈川県立がん研との共同研究の情報はその後皆無でしたので、継続中ということが確認でき安心できました。

④<完全個別化療法に関して>は、「現段階では臨床試験開始の申請において当局に提出する臨床試験申請用データの取得を開始しています」とのこと。私の予測より進んでいるなと感じました。このような情報を適宜出して欲しいですね。

⑤<抗体医薬に関して>は、戦略的に推進していきたいとのこと。ある日突然IRが出てくる?

⑥<上場廃止基準に関して>は、「2022年3月期の決算発表において売上高1億円を計上することが基準」であることが明確になりました(これまで会社からは明確なコメントはなかった)。今年度の売上予測は400万円です。やはり今年度来年度でPLを推進して、2022年度には果実を採りながら売上基準を大きく超えていこうというプランのようです。「手元資金50億円と2年間」、この有効活用が求められます。

Biotechmaniaさん、ありがとうございました。

 

記事:ご参考、FDAが進行腎細胞がんにペムブロリズマブ+アキシチニブを承認。

記事➡FDAが進行腎細胞がんにペムブロリズマブ+アキシチニブを承認しました。
 2019年4月19日、FDAは、進行腎細胞がん患者のファーストラインにペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ、メルク社)とアキシチニブの併用療法を承認した。
ブライトパスのGRN-1201(肺がん)もキートルーダとの併用で、目下第二相に取組み中ですが、このアキシチニブと同じく、良い結果が引き出せることを切望します。
なお、アキシチニブは小分子チロシンキナーゼ阻害薬の一つで、商品名はインライタ(ファイザー社)です。

詳細資料➡https://www.cancerit.jp/62545.html

記事:ブライトパス、「よくあるご質問」を更新。

記事➡予定通り、本日第三木曜に更新されました。
https://www.brightpathbio.com/ir/faq.html
内容は、先日リリースされた「ITK-1中止の正式なリリースがなぜ遅れたか?」「GRN-1301中止の背景」についての説明で、既に既知(または予想通り)のお話しでした。
けじめは大切ではありますが、明るい前向きな話題のQ&Aも取り混ぜて出せないものか?
というのが正直な感想です。

関連記事(4月5日)→
www.shawshanklife.com

記事:ASCO2019でポスター発表する野口先生、その概要がアップされました。

記事→ASCO2019に久留米大野口先生がポスター発表されますが、その概要がASCOのHPにアップされました。

以下、和訳しました。

 「 要約:ドセタキセル化学療法後に進行する去勢抵抗性前立腺癌に対する個別化ペプチドワクチン接種:無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験
   野口正典(久留米大学医学部)

背景:新しい治療法を開発するために、ドセタキセル化学療法に失敗した去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)のヒト白血球抗原(HLA)-A24陽性患者に対する個別化ペプチドワクチン接種(PPV)の第III相無作為化試験を実施した。
方法:患者はPPVまたはプラセボを投与するために2:1の比率で無作為に割り付けられた。既存のペプチド特異的免疫グロブリンGレベルまたは対応するプラセボに基づいて選択された12個のペプチドのうち4個を週に6回皮下投与し、続いて疾患が進行するまで隔週で最大30回投与した。主要評価項目は全生存期間(OS)、二次評価項目は無増悪生存期間(PFS)および免疫反応でした。
結果:2013年8月から2016年4月までに、310人の患者が無作為に割り付けられ(207人がPPV、103人がプラセボ)、306人の患者がフル分析セット(204人がPPV、102人がプラセボ)で分析された。ベースラインの特性はグループ間でバランスが取れていました。推定OS中央値はPPVで16.1ヶ月(95%CI、13から18.2)およびプラセボで16.9ヶ月(95%CI、13.1から20.4)(HR、1.04、95%CI、0.79から1.37、P = 0.77)であった。 PFS中央値もそれらの間で有意差はありませんでした。中央値グレード≧3の有害事象が両群で41%で観察された。さまざまなサブグループ間での治療群効果の分析により、64%未満の好中球比率(HR、0.55、95%CI、0.33〜0.93)の患者で、PPV群を支持するOSのHRが低いことが明らかにされた。 P = 0.003)。
結論:ドセタキセル化学療法後にCRPCが進行したHLA-A24陽性患者では、PPVはOSもPFSも延長しなかった。臨床試験情報:0000113088」
 
これは、ちょうど1年前の5月17日に発表された「ITK-1の第三相、有意差なし」の詳細内容です。
主要評価項目は、P=0.77で、目標のP=0.05には及ばない結果でした。
おそらくは、ASCO終了後に久留米大は独自にこれまでの結果を総括して、今後の方針(予防薬、再発防止薬などとしてのPPVを模索)を打ち出してくるものと思われます(私見です)。
参考記事→

 

www.shawshanklife.com

 

記事:ご参考、ASCO2019についての情報。

記事➡今年のASCOは、ブライトパスには直接関係しませんが、ASCOの全体像を分かりやすく日本語で解説していますので、ご興味のある方はご一読願います。
追伸ー明日は第三木曜日、「よくあるご質問」の回答が出てきますね。

「ASCO2019年次総会で発表されるトップ演題」➡
https://www.cancerit.jp/62562.html

記事:本日、ブライトパスIR担当さんに・・・。

記事→ブライトパスへの質問は、ほとんどは質問メールで行い、たまに短い電話で事実確認をさてていただく程度でした。

ただ本日は是非とも伝えたいことがありIR担当者さんに電話をかけて、質問を二つ、そして個人株主としての要望を伝えました。

まず、質問ですが

1、今回改定されたHPのパイプライン表の完全個別化ネオアンチゲンが「非臨床試験」まで伸びています。

今年の2月に開催された個人投資家向け説明会資料では、「基礎研究」で棒グラフは止まっていましたが、何か進展があったのでしょうか?

⇒本件は即答はなく、追って回答いただけるとのこと。

2、やはり5月10日のIRで「細胞技術研究所」が川埼研究所内に新設されるとのことですが、この新たな研究所で何をやるのですか?

⇒最近人材募集媒体でin silico研究要員を探していたので、「その分野の研究所ですか」と水を向けましたが、違うようでした。iPS-NKT関連の研究?に関係するようです。

これらの質問については、追ってメールで回答があると思いますので、ご報告します。

質問は切り上げて、少々説教染みてはいましたが、以下のようなことを申し上げました。

①現状の個人株主の憤懣やるかたない気持ちを正直に使えて、この状況はやはりポジティブ情報が少ないことが原因ではないかと。

②例えば、先ほどの二つの質問も、会社には小さな事実かもしれないが、株主には希望のIRとなる。だから「完全個別化、いよいよ非臨床試験開始」とか「川崎に細胞技術研究所を新設、細胞医薬創製に向けて本格始動」などのIR(またはニュース)を出すことはできると思う。

他社では些細なことでも膨らし粉をつけてIRを出しているところもある。そこまでは要求しないが、現状はやはり批判を浴びても仕方ないかなり深刻なレベル。

③会社も大変だとは思うが、個人投資家も疲れてきている。これまでの延長線上ではない頻度を増やした強力で丁寧な広報活動を緊張感を持ってお願いしたい。

 

今回は、多方面から多々批判されたようで、目下広報活動の刷新を検討しているようにも感じました。

あの悪夢の5・17からまる1年・・・

そろそろ、なり振り構わずやりだして欲しい!

 

 

記事:「完全個別化、ネオアンチゲン」への期待。A Iで変わるがん創薬のビジネスモデル。

記事→この1年でブライトパスが発信したポジティブIRは、昨年12月19日に出た「東京大学との完全個別化がん免疫療法に関する共同研究契約を締結」だけです。

次は絶対にポジティブIRと思いきや、ネガティブIR(5月10日)でした。

永井社長も社長として、また20万株の個人大株主としても、企業評価を高めて株価を上げていきたいと切望しているはずです。ここは、期待と不安を抱きつつ、永井社長の次なる一手を待ちたいと思っています。

さて、唯一のポジティブIRについて、宮野悟先生、AIと個別化医療について、少し思うところを書いてみたいと思います。やはり持続的に株価を引っ張っていけるのは「完全個別化ネオアンチゲン」だと思います。

まずは、そのIRの内容は以下の通りです。

東京大学と完全個別化がん免疫療法に関する共同研究契約を締結

ブライトパスは「完全個別化」を旗印に掲げ、社長も社内では「The Next Big Thing」と呼んでいるようですが、これに関する共同研究契約は実に4つも締結されています。

いずれもネオアンチゲン同定法に関するもので、

(1)2017年10月 国立がん研(アルゴリズム

(2)2018年1月  東京大学・神奈川県立がんセンター(質量解析)

(3)2018年2月  三重大学(+医薬品モダリィ)

(4)2018年12月 東京大学アルゴリズム

の4つです。

最初は、ネオアンチゲンの同定になぜこれだけの複数契約を結ぶのか?とも思いました。

しかし、一連の契約の内容を調べていくと、「完全個別化」は「単体の薬を創り出す」のではなく、①「がん細胞の遺伝子変異をいかに正確に見つけ出すか」と②「がん細胞表面に提示されるペプチドをいかに同定するか」、そしてこの二つの同定(①と②)が合いまってデータがマッチングしたときに、「完全個別化」が初めて成功する、ということが判ってきました。「ネオアンチゲンの精度の高い同定」こそが、世界が求めているターゲットであると言えます。

それは、この宮野先生のインタビュー記事を読んでいただくと判ります。

東京大学医科学研究所の事例を読む(PDF,3.4MB)

 ゲノム解析の第一人者の宮野教授は、医学部出身ではなく数学科出身です。がん創薬は、もはや「薬を創ること」ではなく「AIを駆使したがんを根治する仕組みを創ること」になりつつあります。従って、創薬ベンチャーのビジネスモデルも当然変化してきます。

次世代シークエンスにより、ゲノム解析に要する時間とコストが急激に改善され、そしてその吐き出された膨大なデータ(このままでは役には立たない)を、今度はAIがサクサクと解析していく・・・

がん細胞のDNAに潜む変異した数個の遺伝子は、AIにより居場所を突き止められて、もうお手上げ。そしてこれにマッチングする薬(ワクチン)を創製(選び出して)して、「完全個別化」の完成です。

まだまだ先は長い道のりですが、長い道のりだからこそ継続的な牽引車となり得ると言えるのです。そのためには、途中経過をコンスタントに情報発信していく必要があります。そうなれば期待と思惑で株価は付いてきます。バイオベンチャーの場合は「期待と思惑」は悪ではなく「必要善」です。なぜなら、情報を理解して「よし!ここに投資しよう」という投資家を集めて株価を上げることで、研究開発費が捻出できるからです。

5月10日にHPのパオプライン表が更新され、完全個別化ネオアンチゲンワクチンの部分が、基礎研究から非臨床試験に進んでいますが、これについての説明はありません。

もう待ちのイライラは勘弁です!

「完全個別化ネオアンチゲン」に関する具体的な進捗情報の発信を強く求めます。

ブライトパスに対しても、これまで以上に必要な提言はどんどんやっていこうと思います。

 

 ⇒以下は、昨年6月にがん研で開催された宮野先生の講演で使用されたフリップ画面です。

https://search.yahoo.co.jp/wrs/FOR=_VFOTKpV3igxl1HDSaVEscfcvVPUPXMsNoWUdi0HcuCuXKoWKEtxaYP0u.4ORIi8ByTn4D2WRvoyi.Lj3XktwzsvwEkv6XQ_wGCsmhQ7i7PCmnchA0I2bhBO5hBuWN6UyFq8pmw2GcoChUAGnv1ZiXQz.PixASareh8kH1EDp55HgS6CYtb2WvAcY2IOQblGw.G9T5N_.hhBPuOl6zQkVV2Bq1jrhZy5EnrMEs7ig4NrMkwV7s4rC6pyaxMVfPjbnGrbdroYSZg2TTcJOGG3TKR05JOtlA--/_ylt=A7dPegmhINpcxgMAzXrjm_B7;_ylu=X3oDMTBtdHJ2NDZ0BHBvcwM2BHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGU-/SIG=133olkuur/EXP=1557899873/**https%3A//ganjoho.jp/data/professional/training_seminar/zengankyo/180608_am05.pdf

 

記事:ブライトパスに「カツ!」と言いたい。

記事➡ブライトパスに「カツ!」と言いたいです。
本日の下げについては、ブライトパスはおおいに反省してほしいと思います。
1、前々回のブログで書きましたが、やはり先にポジティブIRを出すべきでした。
もし、抗体医薬IRが間に合わず、ビッグIRを出せない事情があるなら、昨年の秋頃から小さなポジティブIRを丁寧に繋げて株価をしっかりと上げる努力をするべきではなかったのではないかと思います。そのネタは、この1年間いくつもありましたから。
2、「そのうち抗体医薬やiPS-NKTのビッグIRが出せるのでそれまでは、、、」というので情報発信をしなかったとすれば、それは怠慢です。
上場企業ならば、出来ることをすべてやるべきです。
昨年5月17日の「ITK-1第三相有意差なし」は残念ではありましたが、受け入れました。三相治験突破の難しさは百も承知しています。また、今回のGRN-1301中止も賛同します。
私が問題視したいのは、5.17以降のこの1年間のブライトパスの対応です。
3、上場企業は上場してマーケットから資金調達している限りは、株価の動向に敏感であり、自社の良いこと、悪いことは過不足なく遅滞なくオープンにしていく義務を負っています。マーケットは、これらの情報を参考にして株を売買するのです。
4、このブログを初めて約1年ですが、読者の皆さんと共に大喜び出来る場面は、残念ながらまだ訪れていません。
ただ、この会社のパイブラインを探索する臭覚や理研やがん研究などとの関係作りは、他のバイオベンチャーと比しても大変優れていると、今でも期待しています。
5、お人好しかもしれませんが、まだまだ諦めることなく、このブログは続けていきます。ブライトパスに対しても、今まで以上に個人投資家の声をダイレクトに伝えていきます。

今後とも、よろしくお願いします。

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