記事→オーストラリアで開催される学会についてのPRニュースは、既に皆さんご存知のことと思います。
千葉大の本橋先生が招待講演者として29日に現地で口演されます。しかも演題は「iPS細胞由来NKT細胞のがん免疫療法への臨床応用」ですから、いよいよiPS-NKTの第Ⅰ相の結果発表か?と期待を膨らませた方もいらっしゃるとおもいます。
ただ、翌日からの株価はピクリとも反応しませんでした。
やはり、国内のメディアで情報が流れないとマーケットの反応は期待出来ないようです。
今後のベストシナリオはこうです。
①まず、29日のオーストラリアでの学会で、本橋先生からiPS-NKTの第Ⅰ相結果についての明確なポジティブな報告(主要評価項目の達成)があることです。
②これを受けて、日本国内で、AMED、理研、千葉大の連名で「iPS-NKT治験第Ⅰ相の結果」(主要評価項目の達成)のニュースリリースが発信されること。
③日経電子版などが②の連名ニュースリリースを配信し、一般投資家の知るところとなること。
④そして株価が動き出す?
はてさて、こんな楽観的なシナリオが現実のものとなるのかどうか?
ブライトパスは、第Ⅰ相の達成はもちろん、第Ⅱ相以降も見据えて、製造行程や 医薬品GMPクリアーまで道筋を付けています。そう言えば、ある学会の口演で理研の古関先生が「薬剤を運ぶだけでも厳しいルールをクリアーしなきゃいけない」とコメントされてました。
高くライセンスアウトするためにコストと手間ひまをかけて、先の先まで道筋をつけてきたので、第Ⅰ相で転けることなど許されない状況です。
まずは、29日の結果を待ちましょう。
以下は、過去に三者連名でリリースしたニュースです。ご参考まで。
❇️iPS-NKT第Ⅰ相開始のニュースリリース→
https://www.m.chiba-u.ac.jp/files/2615/9584/3641/iPS-NKT2020629.pdf
❇️iPS-NKT治験1症目終了のニュースリリース→