記事→ブライトパスとは関係はないですが、私が気になっていたベンチャーがいよいよ上場するようです。
それは、大阪大学発のバイオベンチャー企業ステムリム(大阪府本社)です。
再生医療を手がけるベンチャーですが、従来の再生医療とは異なり、薬の投与だけで再生医療の効果を得る「再生誘導医薬」(骨髄内の幹細胞を引き出し、組織の再生を促す)の研究開発を進めています。従来の薬の投与に近いので、患者さんの負担が小さく、低コストで多くの患者さんに再生治療のメリットを提供できるとのこと。難治性の皮膚疾患や心筋梗塞など幅広い疾患への対応を目指しています。
同社は昨年末にベンチャーキャピタル(VC)6社などから第三者割当増資で14億円、その前年にも10億円の資金調達を実施しています。マザーズ上場で資金調達力を高め、研究開発を加速する方針のようです。
2006年に阪大発の医薬品を開発するため設立された「ジェノミックス」が前身ですが、2018年7月にステムリムに社名を変更しています。阪大のほか既に塩野義製薬などとも共同研究を行っています。
会長は、アンジェスエムジー(現アンジェス)やオンコセラピー・サイエンスなどで社長を務めた冨田憲介氏。社長は、米メディシノバで副社長を務めていた岡島正恒氏。
近く東証マザーズに上場する見通しで、7月中にも東証から承認される見込みで、上場は8月以降とのこと。
がん免疫治療や再生医療の分野は、日進月歩で目が離せませんね。パソコンならぬ「パーソナルAI」が欲しくなります!
ステムリムについては、もう少し勉強してみます。
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