記事→永井社長による第2四半期決算の説明会動画がアップされています。
前回の説明会とほぼ同じ内容ですが、以下の2点をクローズアップしておきます。
1、
iPS-NKTの第Ⅰ相の結果報告が、今期第4四半期にずれ込むとのこと。
理由は、治験を実施中千葉大医学部からの発表が学会や論文発表の形式をとるため、第4四半期になる予定であるから、とのことです。治験は順調に進捗しており、特に問題はないとのことです。
来年の3月までには発表されると考えて良いと思います。
治験は第Ⅰ相~第Ⅲ相まで行われます。
①第Ⅰ相
薬物の有効性や安全性を健康な成人で確認します。
②第Ⅱ相
少数の患者さんを対象に「安全性」と「用法・用量」の検討
③第Ⅲ相
多数の患者さんを対象に、第II相試験の結果から得られた「くすりの候補」の有効性、安全性、使い方を最終的に確認します。
iPS-NKTは、目下第Ⅰ相治験実施中です。
動画内では、永井社長は「治験はなんの問題もなく順調に推移している」旨を繰り返し強調していましたので、第Ⅰ相はポジティブな結果が予想されます。第Ⅰ相の主要評価項目は「安全性」ですので、ハードルはさほど高くありません。
ライセンスアウトは通常第Ⅱ相後に行われますが、昨今は有望なパイプラインは青田刈りで前倒しのライセンスアウトもあり得ます。
2、
今期の研究開発費を増額修正しています。
先日の第三者割当増資も決まりましたので、BP2201 ライセンス取引のためのCAR-iPSNKTプロトタイプ開発費用として、今期分で増額しました。
永井社長のコメントを聴いていると、BP2201 ライセンス取引のための活動とそのためのCAR-iPSNKTプロトタイプの開発に集中している姿が見てとれます。
この成長イメージの通りに、BP2201 (iPS-NKT)のプラットフォーム型開発提携が進み、フランチャイズ展開(CAR-NKT)が展開されれば、ようやく「bright path(輝く道)」が見えてきます。