ブライトパス・ストーリー

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記事:国立理化学研究所「 30年度計画」について

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➡「理化学研究所 30年度計画 」(がん免疫治療については、15ページをご覧ください)
http://www.riken.jp/~/media/riken/about/plan/pdf/plan2018.pdf

先日は、理研の「中期計画」についてご案内しましたが、今回は単年度計画である「30年度計画」についてご案内します。

実は、この「30年度計画」を読むと、iPS-NKTについて言及している箇所がないので、理研広報室に「なぜ、iPS-NKTの記載がないのか?」と質問メールを投げ掛けていました。

その回答が本日ありましたので、この記事を書いています。

回答メールの骨子は以下の通りです。
1、29年度は、統合生命医科学研究における、研究課題の一つとして、「iPS細胞による造血・免疫細胞治療の実現」という個別の技術の開発に取り 組んできた。
2、30年度からは、新たな中長期計画に入り、iPS-NKT細胞療法をはじめとして、これまで培ってきた技術や知見を結集させ、個別化がん治療等への応用を行うがん免疫基盤研究を実施し、画期的な治療法の社会実装への橋渡しに向けた「包括的な」研究を推進することとなった。
3、このため、個々の技術に関する記載を行っていない。

とのことです。

前回の「中期計画」の説明記事にも書きましたが、そして理研のビデオライブラリーでもスーパーコンピュータ「京」による取り組みをご紹介した通り、理研は「個別化がん治療」への応用を行うがん免疫基盤研究を実施して画期的な治療法の探索を推進しようとしています。

もちろん、計画には書かれていないものの、iPS-NKT細胞療法についても、順調に取り組みは進んでいるようです。

ブライトパスは、国立がん研・東大・神奈川県立がんセンター・三重大とともに「ネオアンチゲンを標的とした新しいがんワクチン」の探索に取り組んでいますが、今後はこの分野における理研との関係も強化して、このプロジェクトの中心的コーデネーターの地位を盤石に固めてほしいものです。

急がば回れ、がん免疫治療のひとつの答えは、ネオアンチゲンである可能性は極めて高いように思います。

ご参考:「30年度計画」より15ページより抜粋

「④ がん免疫基盤研究
「がん」を免疫機構の恒常性破綻という観点から捉え直し、新たな治療法として注目されているがん免疫療法を対象とした研究を行う。一細胞オミックス解析技術等により、免疫原性・細胞の発生機序等を解明し、発症メカニズムの包括的な解明や遺伝子レベルでのがんの層別化を行う。
平成30年度は、より効果的な標的細胞や分子を抽出するための基盤研究として、がん特異的に発現するネオ抗原を免疫学的手法や一細胞オミックス技術で抽出する技術の開発やがん関連遺伝子のスクリーニングを行う。」

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