財務省が、昨日、2019年度予算の各省庁の概算要求が総額で過去最大の102兆7658億円になったと発表しました。最終確定はまだですが、方向性はこれで固まりました。
その中で、がん免疫医療やバイオベンチャーに関係する案件は、各省庁に跨がりますが、文科省の予算案に新規案件として「バイオ創薬研究に24億円」が盛り込まれています。
文部科学省作成資料によると、バイオ創薬や遺伝子治療の実現を目指して、遺伝子導入技術や全遺伝情報（ゲノム）編集技術、抗体などを使ったバイオ医薬品の高機能化といった領域の研究を強化するために、大学や研究機関が開発した技術シーズを集積し創薬基盤技術を構築するため、新規事業として１９年度予算概算要求に２４億円が盛り込まれています。
またソフト面の改革として、１８年度までの“縦割り”で行われていた各技術を集積する技術集積班を設け、連携を強めて、研究成果の製品化や事業化をスムーズにつなげて、全ての研究課題について知財戦略班が支援するとのこと。
予算案全体を読み込んでいきますと、iPS関連やポスト京スパコンなどで増額されており、、ブライトパスにとっても、追い風の予算案となっています。
→「２０１９概算要求／文科省、バイオ創薬研究に24億円」日刊工業新聞
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00485974
