記事→おさらいですが、来年の3月末までにブライトパスに関して予測される主なイベントをまとめてみました。
1、まずiPS-NKTですが、5月24日付の朝日新聞は以下の通りです。
この記事によれば「来年の2月に申請、3月に臨床試験開始の予定」です。その後に開催されている会社説明会でも、永井社長は「今年度中に臨床試験開始する」とコメントしていますので、この予想が妥当だと思います。
これまでの他のiPS細胞関連の治験ですと、申請時と臨床試験開始時にそれぞれマスコミが取り上げています。
2、次に抗体医薬ですが、これは新聞などのマスコミ報道はなく、ブライトパスのHPや会社説明会でアナウンスされているだけです。当初(昨年後半)は、「複数の抗体医薬パイプラインが進行中であり、順次リストアップする」と。その後「特許の申請や製薬会社と交渉中」であるとコメントしていました。
今年に入りコメントのトーンが変わり「戦略的なステルスモードで、皆様への情報伝達が遅れているが、今年度中には順次リストアップしていく」旨の説明が、株主総会や会社説明会で社長からありました。直近12月1日の大和主催の説明会でも同様の説明でしたので、年度内PLリストアップのIRは必至でしょう。
3、GRN-1201と完全個別化ネオアンチゲンワクチンですが、これらのパイプラインについては、今年度中の大きな動きはないと思われます(ただ、状況が変われば、何らかのIRが出てる可能性はあります)。
4、次に、新たなパイプラインの追加IRですが、これはIRのリリース時期は突然やって来ます。先日の機関投資家向け決算説明会や大和主催の個人投資家向け決算説明会でも、
①細胞医薬では、iPS-NKT・HER2CAR-Tに追加してもうひとつ。
②抗原提示促進薬でひとつ。
③抗原放出促進薬でひとつ。
を具体的に検討しているとのコメントが永井社長からありました。これらの新パイプラインのIRは、今年度中にリリースされる可能性もあります。
以上1、2、4 のIR(ニュース)が、どんな順番で、どのタイミングで打ち出されてくるのか?あと3ヶ月余りの短い期間ですが、抗体医薬が先延ばしになったがために、複数のイベントが重なってしまったわけですが、永井社長はこれを逆手に取って一気に上昇気流を引き出すことも可能だと思います。
材料はあります。
お手並み拝見!