記事➡️新型コロナショックで、米国、中、独、英、伊、そして国内のマーケットも大きなダメージを受けています。
過去の大暴落、1987年のブラックマンデー、2008年のサブプライムショック、どちらも米国発の経済ショックでしたが、今回は中国発の新型コロナウイルスが原因の米国大暴落です。
世界的な株安に歯止めをかけるには、米中両国の改善がキーポイントです。米国はマーケットの好転、中国はサプライチェーンの修復の起点となります。ウイルス沈静化には数ヶ月かかりますが、米中で改善の兆しが見え始め、ウイルス鎮圧のメドがつけば、株価は徐々に回復してくると思われます(私見)。
ブライトパスに限ってお話しすると、iPS-NKTと抗体医薬という二つの好材料が見えていましたので、かなり信用買いが積み上がっっていました。
そのパンパンに膨張した状況での新型コロナショックです。
突如としての大口売りは、単なる失望売りだけでなく、強制ロスカットや追証回避の損切り売りがかなり含まれているように感じます。これを狙っての機関の空売り攻勢も厳しく降り注いでいたようです(私見)。現物の握力のあるホルダーからみれば「勘弁してくれ~」と言いたいところですが、これがバイオベンチャーの宿命ですから、甘受しなければなりません。
ブライトパスは株価が比較的安価なため、信用買いのうま味もある反面、リスクも大きいと言えます。他のバイオベンチャーと比べてブライトパスがさらに一段売られているのは、上記のような要素が影響しているように見えます(私見)。
このような全面安の中でさらに一段下げる現象を「セリングクライマックス」と呼びますすが、ここ数日のマザーズの一部銘柄の株価の動きは、信用買いに由来するセリクラのように見えます(私見)。ちなみに、一般的には「セリクラ」のあとは上昇に転じると言われています。
この状況下で、iPS-NKT臨床試験開始や抗体医薬のポジティブIRをリリースすることが、得策なのか?どうか?悩むところです。ポジティブIRは「平常時」に出してこそ、正当に評価されますが、この混乱の中で出しても注目されるかどうかという懸念もあります。
ブライトパスに限らず、ポジティブIRのネタを持っている上場企業は、リリースポイントのタイミングに苦慮しているのではないでしょうか?
それにしても、株の神様はブライトパスに何回も試練を与えます。そろそろ微笑んで欲しいものです。