ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオについての情報を発信します。

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記事:各パイプラインの現状は?(その②)

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記事→二つ目のパイプラインは、②完全個別化ネオアンチゲンワクチンです。

1、ネオアンチゲンとは、新生抗原、新規抗原、腫瘍特異的変異抗原などとも呼ばれ、がん細胞独自の遺伝子変異に伴って新たに生まれた変異抗原のことです。

簡単に言うと、「がん細胞表面に現れる特有のタンパク質」です。

このネオアンチゲンは正常な細胞には発現せず、がん細胞だけにみられます。また、ネオアンチゲンはひとりひとりのがんで違っています。

2、ネオアンチゲンワクチン療法では、このネオアンチゲンを樹状細胞にがんの目印として覚えこませ、がんに対する免疫応答を引き出します。ネオアンチゲンはひとりひとり異なるので、ひとりひとり異なるワクチンを作製する必要がかあります。これが「完全個別化」と呼ばれる理由です。

3、言い換えますと、この「完全個別化療法」では、個々のネオアンチゲンの型を把握して(鍵穴を見付けて)、これにピタリとはまるワクチンを作製する(鍵を作る)必要があります。

4、この「完全個別化療法」は理論的には究極のがん治療法ですが、技術的にもコスト的にも至難の技と考えられていました。ところが近年、進化した次世代シークエンサーや同定技術の進歩により、正確に安価で鍵穴を見付けて鍵を作ることが可能になってきたのです。


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5、ですから、この「完全個別化ネオアンチゲン療法」は他のパイプラインとは異なり、薬剤というより「鍵穴探しと鍵作り」の技術手法と言ったほうが良いかもしれません。

6、ブライトパスは、2017年10月の国立がん研究センターとの共同研究を皮切りに、下の図表の通り東大や三重大と連携を進めて、オープンイノベーションで完全個別化ネオアンチゲン療法に取り組んでいます。f:id:SHAWSHANKlife:20200308011914j:image

7、ブライトパスは、臨床試験入りは2020年度以降としていますが、今後は節目節目で何らかのニュースやIRが発信されることを期待します。

まずは、先般ニュースリリースされた第17回日本免疫治療学術学会(✳️)での中面先生の発表内容について、ブライトパスからの続報に注目しています。

ブライトパスには、完全個別化ネオアンチゲン療法における我が国のオープンイノベーションのコーディネーターとしての役割を期待します。

✳️http://irpocket.com/4594/document.html?year=2020&id=20200207-97995840

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