記事→ブライトパスにとっての「目の上のタンコブ」が2つ解消しました。
その1つ目は「第三者割当て」です。
バイオベンチャーの宿命ですが、資産もなく実績もない赤字ベンチャーが資金調達する手段として、第三者割当てが多用されます。
ただし、苦し紛れの第三者割当てでは、希薄化を嫌気する投資家がほとんどで、一般的には株価は下落します。逆に、真に前向きな増資と見なされれば、株価が上がる場合もあります。
今回の第三者割当てIR翌日のブライトパスの株価は、下げることなく前日終値(223円)を維持しました。今後の動向を注視する必要はありますが、まずは軟着陸したと言えます。
そして、もう1つのタンコブは「信用買い残」です。株価上昇を妨げる要因の1つが、大量の信用買い残高ですが、
ここ2ヶ月の信用買い残高の推移は以下の通りです。( )内は信用倍率。
4月3日 2371900株(4.48)
3月27日 2428200株(4.63)
3月20日 2562300株(4.89)
3月13日 2540900株(4.87)
3月6日 3019700株(7.03)
2月28日 3194000株(7.42)
2月21日 4271100株(9.95)
2月14日 4356400株(10.24)
2月 7日 4328300株(10.17)
半年遡っても400万株を下回った週はありませんでしたが、コロナショックのふるい落しもあり、ここのところは200万株台で推移しています。また、目安となる信用倍率も長らく10.0を越えていましたが、劇的に改善し5.0を下回って落ち着いています。
大量の信用買い残高による売り圧力は、確実に緩和されています。
「ブライトパス信用残高の推移表」→https://m.finance.yahoo.co.jp/stock/historicaldata/margin?code=4594.T
その他、バイオベンチャーにとっての心配事は「パイプラインの中止」ですが、これはバイオベンチャーには付き物のリスクであり、仕方ない宿命ですので、想定内と覚悟しておくべきです。
いずれにしても、2つのタンコブは解消され、かなり霧が晴れてきたように思います。
あとは、ビッグIRのリリースを待ちたいと思います。また、今後の広報活動にも期待します。