ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオ(4594)についての情報を発信するブログです。細かな情報をより深く過不足なく丁寧に発信していきますので、よろしくお願いします。

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記事:ブライトパスバイオ、ようやくライセンスアウト(提携)の後ろ姿が見えてきた?

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記事➡️本日、ブライトパスから
「理化学研究所に対する、iPS-NKT にかかわる独占的開発製造販売権の導入オプション行使に関するお知らせ」
がIRニュースとしてリリースされました。
久々の朗報、グッドニュースです。
ブライトパスの今回のオプション行使は、iPS-NKT細胞の取り組みが一定の手応えを得て、ライセンスアウト(または提携)への道筋が鮮明に見えてきたことの証であると言えます。

このオプション行使のプラットフォームは、
1)基本特許
2)マスターiPSセルバンク
3)iPS細胞から正確にNKT細胞に分化させる製造工程
の3つで構成されます。
図にすると以下の通りです(補足資料より抜粋)。

さらにブライトパスは、このプラットフォームを基にして、CAR-NKT への展開準備も進めており、3)の改良製造工程で製造した NKT 細胞に CAR を導入したプロトタイプ CAR-NKT 細胞の最初の非臨床研究データを 2022 年 11 月 8 日~12 日に米国ボストンで開催予定の第 37 回米国がん免疫療法学会年次会議(Society for Immunotherapy of Cancer:SITC 2022)で発表するとのこと。

実はねらいはここにあります。
ブライトパスとしては、このCAR-iPS-NTKを表舞台に出したいのです。
以下の図の通り、グローバル・メガファーマも、iPS細胞由来ナチュラル・キラー(NK)細胞プラットフォームをもつ細胞療法開発ベンチャーとの提携によって、iPS-NK細胞にがん細胞特異抗原に対するキメラ抗原受容体(CAR)を遺伝子導入したCAR-iPS-NK細胞の開発に参入しており、ライセンスアウトの前例(下の※参照)が既にあるわけです。
ブライトパスは、この学会発表でCAR-iPS-NKTを高く掲げて、メガファーマーとの提携(ライセンスアウト)を実現しようとしています。

※米Fate Therapeutics社、米Century Therapeutics社、米Shoreline Biosciences社がiPS-NKのプラットフォームを持ち、それぞれとJohnson & Johnson, Bristol Myers Squibb, Gileadが、新規CAR-
iPSNK細胞製造において提携している。米Fate社は、2018年からCAR非導入のiPS-NK細胞の第I相臨床試験を実施し、2020年にJohnson & Johnsonと提携した。


過度の期待は禁物ですが、11 月 8 日~12 日に米国ボストンで開催されるSITC 2022での発表に注目しましょう!

本日リリースされたIRニュース➡️
https://pdf.irpocket.com/C4594/u2ge/DHmL/q4J0.pdf

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