記事➡️本日開催されましたアナリスト/機関投資家向け説明会の資料がリリースされています。
ざっと目を通しましたが、iPS-NKT(CAR-iPSNKT)に資料の多くを割いており、ブライトパスの力の入れ様がよく表れています。
以下、気付いた点を列記します。
1、まず冒頭数枚の決算数字のページですが、ここでは2つの脚注に注目しました。
1つ目は、
「GRN-1201の臨床試験関連の前払金162百万円を、5月の米国第Ⅱ相試験早期中止決定に伴い費用化したため」とあります。
早期中止は前向きな判断からの決定であり、この費用は納得済。第二四半期の赤字増はやむなしです。
2つ目は、
「理研からのiPS-NKT導入オプション行使費用を含む(業績予想に織り込み済み)」とあります。この脚注から、理研への行使費用は1~ 2億円ほどと推定します。
「こんなに安くて理研は了解しているのか?」と疑問を持たれる方もあると思いますが、これは、もしメガファーマにライセンスアウトした際や上市された場合の利益配分条項がt結ばれているはずですので、理研もそれなりの利益を享受出来るようになっていると思われます。
2、さて、今回の説明会のメインは「iPS-NKTの権利行使」です。とりわけCAR-iPSNKT(どうやら、ブライトパスはこのように表記するようです)に関しては、詳細な説明フリップが何枚も用意されています。
①CAR-iPSNKTがどのようなポジションにあるのか?をよく示している図表です。
「iPS-NKよりも優ると思われるiPS-NKTプラットホームは、確かに有望株です。永井社長も「この表にブライトパスの名が書き込まれる日が来ます」とコメントしたいはず。
②また、この表には、つい最近ライセンスアウトされた小野薬品も書き込まれており、次はブライトパスか、とさらに期待感が含みます。
③ここで、先日の米国SITC学会で発表された資料をご紹介します。NKT細胞と他のNK細胞等との比較がされていて、NKTの優位性を示しています。
④また、この図表では先行しているライバルとの比較で「問題解決スペース」を示して、これらを解決出来ているブライトパスのランプが点灯しています。
本日開催された説明会の内容が、アナリスト/機関投資家にどこまで伝わったのか、、、
やはりライセンスアウトのビッグIRが出ないとマーケットは大きくは動かないのか、、、
いずれにしても、本日の説明会資料はかなりポジティブな内容に読めました。
本日リリースされた説明会資料➡️
http://pdf.irpocket.com/C4594/aG1f/MNE5/g9cq.pdf