記事→本日、ブライトパスは国立がん研究センター東病院との共同研究の開始をリリースしました。
具体的には、ブライトパスが開発を手掛けるがん治療抗体医薬シードの標的に関する共同研究とのことです。
ブライトパスが現在有している抗体薬パイプラインはBP1200、BP1202 、BP1210、BP1212の4本です。
昨年11月開催の米国学会(SITC2022)でこれらについても研究報告が行われています。
先日の決算短信にも、抗体薬については、
「今後はこれら(抗体薬)の非臨床試験を進めるとともに、まだ非臨床コンセプト証明に至っていない抗体についてはその段階へ到達させます」
との記述がありましたが、この具体的な取り組みのひとつが、今回の国立がん研究センターとの共同研究であると思われます。ただし、今回の共同開発が既存パイプラインについてなのか、あるいは新たなパイプラインについてなのかが、リリース文面では定かではありませんので、この点は確認中です。
最近では、iPS-NKTを前面に押し立てて取り組みを強化していますが、「抗体薬のマーケットでは非臨床段階でもライセンスアウトはあり得る」との永井社長のコメント(昨年株主総会など)もあった通り、手持ちのパイプラインの中では、真っ先にライセンスアウトが期待されていましたが、今のところ未だ朗報は聞こえて来ません。
今回のがん研との共同研究が、ライセンスアウトへの礎となることを切望します。
本日リリースされたIR→https://pdf.irpocket.com/C4594/NJLt/dt4e/TWFn.pdf