明日8月10日に「平成31年3月期 第1四半期決算短信」が発表されます。
これまでの傾向と同じく「赤字拡大」の予想に変わりはないですが、いくつか注目したいポイントはあります。
まず、資料の1ページの「財政状態」の欄に「純資産」が記載されますが、前期末(今年の3月末)の純資産69億5000万円(現金65億2800万円)と比べて、この第一四半期でどの程度費消しているかに注目します。費消目的は、既存パイプラインの治験推進、新たなパイプラインの探索などですが、この減少額が大きければ、この3か月で大きな動きがあったことが分かります。
次に、2ページの「当四半期決算に関する定性的情報」です。
この項目では、各パイプラインの直近の動向が記載されます。重要情報はIRで発信されますが、GRN‐1201やiPS-NKTで新たな進展があるのか、その方向性など、その書きぶりに注目したいと思います。
また、新たなパイプライン探索の状況も、漠然とした表現かもしれませんが、ここに書かれる可能性はあります。
大きなサプライズはないと思いますが、上記のポイントを中心にチェックしたいと思います。