記事→昨日出た広報ブログについては、多くを語りませんが、たまに出すのが、既知のYouTube画像というのはどうかなとは思います。
さて、それでは今発信すべきブログの材料は?
私なら「iPS‐NKT」についての、大解説キャンペーンを三回連続で広報ブログに掲載します。
その理由は、
・まだ世間ではあまりスポットライトが当たっていないので、iPS-NKTのスゴイところを投資家もよく理解できていない。
・来年度から臨床試験が始まるので、その前に投資家に十分理解してもらい、期待感を持って臨床試験開始のニュースが歓迎される環境を作り出す。
・何より、iPS‐NKTの優れている点が、今一アピールされていない。
・iPS‐NKTは、「iPS細胞」と「がん免疫療法」という日本発のノーベル賞ダブル療法であり、話題性も十分。
・この療法に取り組んでいるライバルは、極めて少数であり、しかも日本最大の研究機関「理研」が中心となって取り組んでおり、安定感は抜群。
・これから臨床試験が始まるので先は長いが、だからこそ第Ⅰ相、第Ⅱ相をクリアーしていく段階での株価の上昇も見込めるというもの。ベンチャー企業は「期待と夢」を株価に反映させていくという使命も多分にある。先が長い分だけ賞味期限も長い。
・現在ブライトパスが保有するパイプラインの中では、もっとも安定感があり、色々と解説すべき事柄も多いと思います。
それでは、ここで「iPS‐NKT」について簡単におさらいしておきます。
1、iPS‐NKTは、NKT細胞由来iPS細胞から再分化誘導したNKT細胞を用いた新規他家がん免疫療法。
2、iPS細胞のがん免疫療法分野における世界初の製品を目指している。
3.研究の中心は理研であり、AMED(日本医療研究開発機構)のB拠点にも選ばれ、オール日本のバックアップを得て推進中。
4.NKT細胞は、がん細胞を直接殺傷すると同時に、他の免疫細胞を活性化させるアジュバンド作用を持ち、自然免疫・獲得免疫をも活性化する優れモノ。
5.ただ、この優れモノのNKT細胞は、体内に微量(血中T細胞の0.01~0.1%)しか存在せず、これがネックとなっていた。
6.この課題を克服したのがiPS細胞である。これによりNKT細胞を量産することが出来るようになった。
7.iPS‐NKT療法は、「自家」(患者さん自身の細胞)でなく「他家」(健康な第三者の細胞)由来であるので、拒絶反応を危惧していたが、本療法では敢えて他家由来細胞を使い、「iPS‐NKTには仕事をしたら、その後はすぐに体内に出てもらおう」という考え方です。他家由来細胞がそのまま体内に存続すると悪戯をする可能性もあるので、これはgood ideaです。
8.従って、iPS‐NKT療法では、少ない種類の薬剤を揃えて、第Ⅰ相では3回程度の投与となる可能性が大です。拒絶反応や副作用などの懸念も縮減でき、また自家ほど高額ではなくコストも節約できる可能性あり。
9.11月15日の和光市理研本キャンパスでの古関先生の講演でも、取り組みは順調のようで、既にPMDAとの相談も終了しており、2019年3月末には前臨床試験は完了する見込み。
10.また、iPS-NKTについては、一般の治験とは異なる「再生医療等製品における条件及び期限付き承認制度」を利用して早期に承認を得る可能性があります。
11.共同研究者のブライトパスは、本療法の独占的開発製造販売ライセンスのオプション権を取得しています。
理研とよく打合せして、現時点で出せる情報出せない情報を峻別すれば、十分に価値ある「広報ブログ」に仕上がります。