記事→本日の日経電子版に「米バイオ3社が急騰 製薬大手による買収発表相次ぐ」という記事が掲載されています。
記事によりますと、
9日の米株式市場で、製薬大手による買収発表を材料に中堅の米バイオ企業株が急騰しているとのこと。米メルクが買収するアーキュールは前週末2.0倍の19.72ドル、仏サノフィが買収するシンソークスは2.7倍の68.05ドルを付ける場面もあったとのこと。
ちなみに、メルクはアーキュールを27億ドルで、サノフィはシンソークスを25億ドルで買収するそうで、日本円で2,500~2,800億円の水準です。買収される2社は、どちらもがん治療薬のバイオベンチャーです。
大手製薬会社はどこも主力製品の特許切れで収益源が縮小しており、有望なパイプラインを持つバイオベンチャーを囲い込むことで、優位性を獲ろうという戦略です。
米調査会社ディールロジックによると、2019年の世界の製薬・バイオ企業が絡んだM&A(合併・買収、ライセンス取得を含む)は9日時点で677億ドルと、前年(460億ドル)をすでに大きく上回っているとのこと。
ブライトパスの時価総額は130億円程度ですから、上記2社のわずか約20分の1の時価総額ですから、どこかに買収される可能性はおおいにありますが、出来れば自社単独で、完全個別化ネオアンチゲンのメドがつくまではやって欲しいと思っています。
買収となれば、もちろん株価は羽上がり、それはそれで短期的には株主利益に寄与しますが、出来れば、このまま独自路線を貫いて個社で株価を大きく引き上げて欲しいというのが私の本音です。
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