記事→昨日アップされた決算説明会資料について、注目したのはGRN-1201(キイトルーダ併用)第Ⅱ相治験ステージ1の中間報告データです。
もともと第Ⅱ相治験の予定症例数は64です。現在何人まで治験が登録(開始)されているのかは明らかにされていないと思いますが、この説明会資料では6名の被験者のデータが折れ線グラフで示されています(下に添付)。
A:治験開始後、当初は悪化したが、その後順調にがんが50%まで縮小して、約1年後も生存しているケース(55週間経過)
C:わずかにがんが縮小(10%未満)して、その後安定(縮小率10%未満のまま)して生存し続けているケース(55週間経過)
B:改善していたが、途中で新たな病状(転移や他の病気など)が発生し治験を中止したケース(20週間経過)
他にも
・20週までで、がんが30%縮小し生存しているケース(グラフは20週間までだが、打ち切りでなく継続中、開始が遅れたため?)
・45週までで、がんが60%縮小し生存しているケース(グラフは45週間までだが、打ち切りでなく継続中、開始が遅れたため?)
・10週までで、がんが20%縮小し生存しているケース(グラフは10週までだが、打ち切りでなく継続中、開始が遅れたため?)
など、6例のデータから読み取れますが、これらは、多数の症例から一部のサンプル例として提示されたのかどうか?他にも多くのデータを取得しているのか?など、この6名のデータが出された意味合いが、この資料だけでは不明ですので、明確な評価はできません。
これについては、この資料についてどのような説明が加えられたのか?動画で確認して、またブライトパスにも質問してみたいと思います。
第1ステージの結果は来年度ですので、それまでにさらに詳細な中間報告が求められます。裏を返しますと、中間報告が出ている間は見込みがある、とも言えます。
本件に限らず、キメ細かな情報発信を期待します。