ブライトパス・ストーリー

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記事:速報、本日の決算説明会資料について

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記事→本日、「2019年3月期第2四半期決算説明会資料」がリリースされました。

以下、ポイントをまとめてみました。
総じて、前向きな姿勢が見て取れ、一定の評価が出来る説明会資料だと感じました。

1、損益計算書貸借対照表等は、先日の発表の通り、変わらず。

2、パイプライン表「ITK-1」の文字が反転色に。
➡パイプラインの前面からは外したように見えますが、後述しました9の通り、何やらまだ続編があるようにも読めます。あまり期待せずに見守りましょう。
富士フイルムと組んだ「ITKー1(前立腺)」については、ほぼ終了だと思いますが、伊東先生が「再発予防」や「併用療法」でさらに研究に取り組まれるとすれば、ITKー1の特許を持つブライトパスとしては、この部分については含みを持たせておくのが得策かもしれません。

3、GRN-1201(メラノーマ)については、投与及び観察は終了で、現在はデータ解析中(安全性と免疫レスポンスについての解析)。
→スケジュール表によると、解析結果は今年度下期中に発表がある予定。

4、パイプラインの「現状」に、抗体医薬のパイプライン・リストアップは、2018年度下半期に記載されています。
株主総会で「なんとか今年度中にはリストアップしたいです」と永井社長がコメントしていました。有言実行、今年度中の発表に期待します。しかも、複数リストアップされると以前アナウンスがありましたが、今回の資料にも明記されています。

5、パイプラインの「現状」に、細胞医薬・iPS-NKTは、2019年度に、FIH医師主導試験と記載されています。
➡先日、ご報告した理研・古関明彦先生の講演でも、順調に進捗していることが確認出来ました。来年度、ニュースリリースされれば、「iPS」と「がん免疫治療」というノーベル賞のダブルですから、大きな反響を呼ぶと期待しています。

6、iPS-NKTの項目で、「製造コアプロセス」が新たに記載されています。
➡iPSーNKTについて、ここにもより具体的な情報が出てきています。理研から新たな情報を聴取して、この資料を作成していると思われます。

7、ネオアンチゲンで、新たに「完全個別化+Just in timeガンワクチン」について説明あり。

→永井社長が「THE BIG THING」と位置付けているネオアンチゲン。確かに、がんの完全治癒を目指せるのは完全個別化ネオアンチゲンワクチンが最有力候補です。時間はかかるとは思いますが、じっくりと取り組んで欲しいパイプラインです。
がん研の中面氏との連携は良好なのか知りたいです。

9、まとめで「ITK-1については、第Ⅲ相試験結果をもって、大きな見直しが入る」と。
➡まだ、何か続編があるのでしょうか?
上記2参照。

10、まとめで、「モダリティはペプチドワクチンから、細胞医薬・抗体医薬を加え、拡大済み」と強調しています。
➡今後、細胞医薬・抗体医薬に相当程度ウエイトをかけていくように思われます。

11、まとめで、「細胞医薬パイプラインを、iPS-NKT細胞療法を皮切りに、導入・アライアンスにより構築中」と明記しています。
➡「皮切りに」「構築中」とは踏み込んだ表現。既に導入・アライアンスが具体化しているようなニュアンス。

12、まとめで、「これらのパイプラインが次の開発ステージに到達するのに必要な当面の資金は保有」と明記しています。
➡「次の開発ステージに到達するのに必要な」とは、新たな具体的な表現(これまでは「これらパイプライン開発を進めるための当面の」というザックリとした表現)、この言い方は、一定の区切りがついてIRが出せる状態まで辿り着ける(次フェイズへの移行?)、と読めます。残りキャッシュ56億円で、これらを実現出来るのであれば、株主としては安心ですが。当面は第三者割り当てはないと思ってよいのか?(この点はブライトパスに訊いてみます)

13、会社概要に「社員数52名(9月末現在)」と。
➡今年3月末では、42名でした。半年で10名増員しています。研究員を採用出来ているようです。これは明るい兆し。

「2019年3月期第2四半期決算説明会資料」→
決算説明資料|IR情報|ブライトパス・バイオ株式会社

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