記事→中村徳弘氏は、2016年にブライトパスバイオに入社し、川崎研究所長として、一貫して地道な研究を継続中です。
2018年からはCSOとして、名実ともに永井社長の片腕・No.2として、その重責を担う立場です。
バイオベンチャーの研究開発部門は、早期の結果を求められるものの、基礎研究や治験など、長い時間と莫大な費用がかかる性格の研究ですから、そのプレッシャーは我々の想像を超えるものと推察します。
大阪大学大学院→イェール大学医学部細胞生物学部門→ Genentech Inc., 腫瘍免疫学部門を経て入社されており、経験、実力とも十分期待できる人物だと私は確信しています。
その中村CSOがいよいよ表舞台に登場されるようです。
5月10日~12日に米国ボストンで「Adenosine-Pathway Targeted Cancer Immunotherapy Summit」というビジネスミーティングが開催されますが、この中で中村CSOが30分の口演をされる予定です。
→ https://adenosine-pathway-immunotherapy.com/
公開されている資料によりますと、演題は
「Targeted Inhibition of Adenosine-Pathway by Humanized Antibodies to Enhance the Cancer Immunity」
直訳すると
「がん免疫を増強するためのヒト化抗体によるアデノシン経路の標的阻害」
ということになります。
BP1200やBP1202など、最近AACRなどの学会で発表されているテーマが中心の口演と思われます。
今後、6月3日~7日にシカゴで開催されるASCOなどにもブライトパスの発表が期待されます。
約3年前に中村CSOは神奈川テレビのテレビ番組でのインタビューに登場されていたことを思い出します。
控えめですが、実直で芯の強い御仁のようで、インタビューアーの「実用までには10年くらいかかりますか?」との質問に「いえ、あと数年後には製品化するつもりで取り組んでいます」と簡潔に応えていた姿を思い出します。
彼の3年前の言葉が、これから実現されていくのでしょうか。
3年前の記事→記事:速報、テレビ神奈川「カナフルTV」を視聴しましたので、詳報します - ブライトパス・ストーリー
いずれにせよ、いよいよ何かが始動し始めていることは確かなようです。
今回の記事は、賢者の読者様からの情報を参考にして、作成しました。有り難うございました。