ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオについての情報を発信します。

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記事:ブライトパス「平成31年3月期 決算短信」について。

記事→昨日、ブライトパスの「平成31年3月期 決算短信」がリリースされました。

 以下、気付いたことを列記します。

① 株主総会の日は、6月19日に決りました。

② 純資産の推移は?

30年期末(昨年3月末)は6,950百万円でしたが、31年期末(昨年3月末)で5,096百万円になりました。この1年間で約19億円の減でした。予定の22億円ほどは使えなかったようです。

残りはあと51億円、これはあと2年分位でしょうか。状況により第三者割り当ての可能性もあります。

③売上高は?

31年3月期の売上は154百万円に終わりました。この第4四半期は1百万円の売上。

ちなみに、2020年3月期の予測売上はわずか4百万円との記載があります。新年度は、研究開発に専念していくというメッセージか?

④ 営業利益(損失)は?

営業利益(損失)は主に研究開発費です。年間で研究開発に22億円使うという計画でしたが、約17億円に終わりました。第4四半期に何かやるのかなという期待もありましたが、大きな山は立ちませんでした。

⑤ 経営成績等の概要

「(1)当期の経営成績の概要」(2)当期の財務状態の概況」(3)当期のキャッシュフローの概況」については特筆事項はありません。

なお、「GRN-1301中止」については昨日のブログの通りです。

「(4)の今後の見通し」」については、GRN-1301中止を埋め合わせるような新たな取り組みへの言及を期待しましたが、そこまで踏み込んだ内容ではありませんでした。

以下、抜粋します。太字は私が加工しました。

 「また、既存パイプラインの推進に加え、日進月歩でサイエンスが進む環境に迅速に適合していくためにも、新規シーズの導入は今後も引き続き積極的に行っていく方針であるとともに、さらには川崎創薬研究所において創出している新規医薬品候補の開発を順次進めてまいります。免疫チェックポイント阻害抗体の登場以降、世界的な盛り上がりを見せるがん免疫療法においては、現在も日々新たな技術・アプローチが登場しております。このように新規治療薬の創出機会拡大とその市場規模の伸長が見込まれる環境下において、当社は時代の趨勢を注意深く見極めるとともに、がん免疫療法の統合的なアプローチを念頭においた新規シーズの自社創製を進めてまいります。完全個別化がん免疫療法の開発を目指した共同研究では、既存の研究開発ネットワークを深化させることで、より強固な共同研究基盤に発展させるとともに、最先端のサイエンスの知見・ノウハウの獲得を通して、次世代がん免疫治療のターゲットの探索と臨床試験へ向けた開発を進めてまいります。」

 

株主の期待感や不安感をよく理解して、情報を積極的に開示して、結果として株価を維持向上させる地道な努力を期待します。

 

記事:「GRN-1301の中止」について (18:14更新、加筆)

記事➡このブログの4月26日の記事に書きました通り、ブライトパスからの当時の回答は
「1301の標的として想定しているEGFR遺伝子突然変異が、タグリッソの影響を受けても今後も出続けるかどうかを見極めるため、第Ⅰ相開始を遅らせている」とのことでしたが、やはり中止という結論に至ったようです。
私としては想定していましたが、この「GRN-1301中止」のIRの前に「抗体医薬バイプラインのリストアップ」のIRを出すのではないかと思っていました。
ただ、永井社長以下新メンバーは、古い衣(ころも)は先にすべて脱ぎ捨てたいのでしょう。
あと古い衣はGRN-1201ですが、GRN-1201(メラノーマ)は、発展的にGRN-1201(キートルーダ併用)に繋げるべくpendingという選択でしょうか。
この1301中止の選択は、バイオベンチャーとしては当然であり、個人的には賛同します。
株価が一時下がるという代償はあるかもしれませんが、むしろ正直モヤモヤが一掃した感もあり、前向きな評価もしています。
あとのiPS-NKTや「完全個別化」は、新たな衣。
「免疫治療薬領域において、最先端のサイエンスを反映した競争力のある開発品への選択と集中」を、早急にポジティブIRのリリースで具体的に示してほしいものです。
今のブライトパスには、資金と時間(スピード感)、そして明るいポジティブIRこそが必要です。
短信を読んで、またご報告します。
該当の本日のIR➡
https://pdf.irpocket.com/C4594/FMlK/fsNj/p0Oe.pdf

記事:明日5月10日、ブライトパス、決算報告を発表。

記事→明日5月10日、ブライトパスの「平成31年3月期 決算短信」がリリースされます。

決算短信ではサプライズ発表はないと思いますが、いくつか確認すべきポイントはあります。

① 株主総会の日程が記載されます。昨年は6月20日でした。

② 純資産の推移はどうか?

30年期末(昨年3月末)は6,950百万円でしたが、31年第3四半期末(昨年12月末)で5,504百万円でした。これが最終的にどこまで費消されているか。瓶の水はどれくらい残っているのかが判り、研究開発に費やせるタイムリミット、さらには第三者割り当ての可能性などを占うことが出来ます。

③ 売上高は?

31年第3四半期末で154百万円。このうち1億円は富士フイルムからのマイルストンですから、これから1億円を差し引いた特段何もない裸の年間売上高はいくら位なのかが判ります(他にBMS社からの受託契約もあり)。これは、近い将来足かせとなる上場基準1億円をクリアーできるかどうかの判断材料になります。

④ 営業利益(損失)は?

営業利益(損失)は主に研究開発費です。

第3四半期末で△1,280百万円でした。年間計画は△2,200百万円(研究開発に年間22億円使うという計画)ですので、第4四半期だけで年間計画の半分近い(2,200-1,280=920百万円)を費消したのかどうかを確かめます。予定通りに費消していれば、第4四半期(今年1月~3月)に何か大きな動き(研究開発の出費?)があったということです。

⑤ 経営成績等の概要

「(1)当期の経営成績の概要」には各パイプラインの進捗状況などコメントが書かれています。この書きぶりで、各パイプラインに対する会社の力の入れ具合が、ぼんやりと判ります。

「(2)当期の財務状態の概況」「(3)当期のキャッシュフローの概況」は数字の説明。

「(4)の今後の見通し」は、今後のパイプラインの方向性や会社の方向性などに言及されますので、見逃せない重要な項目です。

 

短信は12~15ページの短い資料ですので、印刷して週末に目を通してみてください。

ご参考:昨年度「平成30年3月期決算短信」⇒

2018年05月11日平成30年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [PDF 344kb]

 

記事:野口正典(久留米大がんワクチンセンター副センター長)の動向。

記事→久留米大がんワクチンセンター副センタ―長の野口正典先生が、5月~7月にかけて精力的に動き出されています(ちなみに、野口先生は,株式会社グリーンペプタイド時代の諮問委員会顧問)。

 ①第40回癌免疫外科研究会(5月16日~17日、金沢グランドH.)の16日に、

要望演題2「がんワクチン・樹状細胞」の司会を務められます。

トップページ|第40回癌免疫外科研究会 - 株式会社ネクステージ

nex-tage.com/jrssci40/ - キャッシュ

 ②ASCO2019(6月1日、米国シカゴ)、「ドセタキセル化学療法後に進行する去勢抵抗性前立腺癌に対する個別化ペプチドワクチン接種:無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験」というタイトルでポスター講演で参加されます。

https://www.asco.org/search/site/NOGUCHI

 ③第6回久留米がんワクチン研究会(7月20日、ハイネスホテル久留米)にて、

基調講演「ペプチドワクチンの予後予測因子の固定、3,000例の解析」を講演されます。また、その後、若手の准教授5名が「テーラーメイドペプチドワクチン次世代に向けて」と題して、それぞれの分野で講演されます。

http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/cvc/F/6th_application_form.pdf

 どうやら、久留米大はペプチドワクチンを別の方向で活かそうと独自路線を模索し出したようです。

ところで、伊東恭悟先生は出てこられませんが、どうされたのでしょうか?

記事:iPS-NKTについての資料(画像を中心に)をまとめてみました。

記事→ブライトパスのパイプラインのひとつ、IPS-NKTについての過去の資料を画像を中心にまとめてみました。

既知の情報ですが、ご興味のある方は、目を通してみてください。

1.これは、2016年2月1日読売新聞(朝刊)の記事です。

「iPSの10年」というシリーズ記事の④として書かれたもので、1997年の千葉大によるNKT細胞の発見、そして理研古関グループが「がん治療に高い効果のあるNKT細胞をiPS細胞で大量に増やすことに成功した」と紹介されています。

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2、この資料は、千葉大HP記載の「iPS-NKT臨床試験まで」の簡単な概要図です。いよいよ19年度中にヒト臨床試験が開始される予定です。

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 千葉大HP⇒http://www.chiba-u.ac.jp/research/coe_gp/result/hospital/result39.html

 

3、この資料は、理研の広報活動報告(2016年8月18日)です。

IFN-γ産生能測定の概要を示す資料です。NKT細胞もしくはiPS-NKT細胞に、樹状細胞のみ、または樹状細胞と糖脂質の両方を加え、24時間後にIFN-γ産生量を測定したものです(A)。

樹状細胞と糖脂質の両方を加えたiPS-NKT細胞では、NKT細胞よりも大きなIFN-γ産生能が示されているのが判ります(B)。

iPS-NKT細胞の試験管内でのIFN-γ産生能の図 

4、NK細胞、KT細胞、NKT細胞の比較表です。他の免疫細胞を活性化させるアジュバント機能に注目。

 

5、「再生医療等製品の早期の実用化に対応した承認制度」の概要図です。

iPS-NKTもこの制度を使う可能性があります。

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6、この二つの資料は、昨年5月に朝日デジタルがまとめたものですが、iPS細胞関連の臨床試験のロードマップとそれらを推進する主要8社の名前が記載されています。

表①には「頭頸部がん、NKT細胞、19年度に実施予定」

表②には「がん」の項目に「ブライトパス」の名前を見つけることが出来ます。

 

 

表①iPS細胞を使った再生医療のロードマップ

  表①「iPS細胞に関するトピックス朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/sp/topics/word/%EF%BD%89%EF%BC%B0%EF%BC%B3%E7%B4%B0%E8%83%9E.html

 

 表②iPS細胞の製品化を進める8社

写真・図版

表②「iPS細胞、8社が新製品開発・・・」→https://www.asahi.com/sp/articles/ASL5J31Q0L5JUBQU001.html

 

7. iPS-NKTの研究は、AMED(国立研究開発法人日本医療開発機構)から「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」のB拠点に選ばれています。

この資料は、そのAMEDが今年2月5日に東京の品川で開催した「平成30年度AMED再生医療公開シンポジウム」のポスター資料です。古関先生のにこやかな写真とともにiPS-NKTの最新の概要がコンパクトにまとめられています。

 

8、 最後に、よくご存知のブライトパスのHPより抜粋。

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 着々済々と進捗していることは確かだと思います。あとはスピード感が課題。確度と時間軸のバランスを保ちながら是非とも成就してほしいものです。

記事:第4回 倫理審査委員(2019.3.29)の議事録がアップされています。

記事➡
第4回 倫理審査委員(2019.3.29)の議事録が、いつの間にかブライトパスHPにアップされています。私の記憶では、第三回まで掲載されていましたので、この第四回がアップされたのは最近ではないでしょうか(間違っていたらごめんなさい)。
「医学系及びゲノム研究倫理審査委員会」➡
https://www.brightpathbio.com/pipeline/genome.html
第四回議事録➡https://www.brightpathbio.com/pipeline/pdf/genome_4.pdf

審議事項は、
課題名:「がん特異的な突然変異遺伝子に由来するがん抗原の特定」 (継続)
試験番号:試験計画書番号 BP20180504 第 2 版(2019 年 3 月 20 日作成)
審議結果:承認
※研究内容及び連携先については、医学系及びゲノム研究倫理審査委員会規程第 12 条に基づき、試料・情報の提供者等の人権に配慮するため、また研究の独創性を保全するため非公開とする。
以上。

これは、ちょうど1年前の第 2 回 医学系及びゲノム研究倫理審査委員会 議事録に掲載されていた「【審議事項 3】
試験番号:BP20180504」の継続を承認したものです。

ヒト組織及び細胞を用いたヒトゲノム・遺伝子解析研究を含む「完全個別化がん免疫療法」の研究を、ブライトパスが継続していることが判ります。
影絵を見ているようなもの、水面に映る月を観ているようなものですね。


1年前の3月、こんな記事が日経産業新聞に載りました。
f:id:SHAWSHANKlife:20190506024320j:plain

記事:「四季報オンライン」にブライトパスが登場(その②)

記事→前記事①の続きです。

四季報オンライン」のニュースが、固有企業の記事を連日掲載することは稀です。
また、5月1日は「再生医療やがん治療など注目 国際競争力が高まる日本の医療関連企業」というニュースが出ていて、「先駆け審査指定制度」を詳しく説明し、また「再生医療分野でのベンチャー優勢」を記事にしています。東洋経済の意気込み、強い意向の表れでしょうか。

さて、ブライトパスについての4月30日「取り組むのは、複合的ながん免疫治療薬の開発」の記事について、概要をご報告します。永井社長へのインタビュー形式です。

ブライトパス・バイオは、2015年10月マザーズ上場企業。上場前から米国で自社治験を開始するなど順調に開発を進め、17年2月に現社名に変更、2度の資金調達も成功、順調に見えたが、18年5月に富士フイルムに導出していたがんペプチドワクチン「ITK-1」が治験3相で主要評価項目を達成できず不調に終わった。富士フイルムとの共同研究は終了、「ITK-1」の開発も終了することになった。
だが、ブライトパスには新しいがん免疫治療パイプラインが複数控えている。同社の今後の展望について永井健一社長に以下インタビューした。(以下はその記事の要約です。)

1、ITK-1は、2018年5月、不調に終わり、株主や患者さんの期待に応えられず非常に残念。現在、導出先の富士フイルムと契約終了に向けての調整中。すでに第3相まで終了しており、ここから改めて何かすることは考えていなません。
2、「ITK-1」の開発を始めた頃は、「がん免疫療法=がんワクチン」だったが、現在では免疫チェックポイント阻害抗体など広がりを見せている。今後は複合的ながん免疫治療薬の開発に取り組みたい。
3、二つめのパイプライン「GRN―1201」は、4種類からなるペプチドワクチンで、メラノーマ(悪性黒色腫)を対象に単剤での第1相臨床試験を終え、データを解析中です。現在は非小細胞肺がんを対象に第2相臨床試験を進めています。これは免疫チェックポイント阻害剤のひとつであるキイトルーダ(米国メルク社)との併用で、治験に適合する白血球型の対象患者の多い米国で実施中です。
4、伊東恭悟教授開発の「ITK-1」の話、、、(割愛)。現在、「個別化療法」がクローズアップされていますが、当社はその先駆け。
5、上場後、ペプチドワクチン専門から、それ以外の開発案件にも手を広げています。
免疫療法にはペプチドワクチンだけではない。。これまで培ってきたサイエンスと、臨床試験を遂行してきた開発経験を生かしてペプチドワクチン以外の分野にも踏み出そうと考えました。
6、それで、川崎に新しい形態(モダリティ)の創薬研究所を作りました。現在はそこで、がん免疫調整因子抗体、がん細胞特異的な遺伝子変異を標的とするがんワクチン、そしてT細胞医薬の研究を手がけています。
7、共同研究も活発で、iPS細胞由来のNKT細胞の研究(AMEDの助成対象の研究)で、これまで理化学研究所の古関明彦チームリーダーを中心とするグループと開発を進めてきました。19年度中に医師主導治験が開始される予定で、第2相からは企業治験に移行します。T細胞医薬は、当社として今後も注力していきたい分野です。
8、さらに今後ネオアンチゲンを標的とするワクチンがブレイクしてくると予測しているので、当社では三重大学東京大学国立がん研究センター、神奈川県立がんセンターなどのアカデミアと共同研究を進めています。
9、ネオアンチゲンについての説明、、、。
10、“one-size-fit-all”型から“personalize”型へ、、、。
11、 ブライトパス・バイオの社名に込めた思い、、、。
12、永井社長のプロフィールなど、、、。
13、08年11月のリーマンショック当時の苦労話、、、検査受託や手持ちのライセンスを切り売りしてしのぐ状況が続きました、、、
11年、富士フイルムに導出で、財務的には一息つくことが出来た、、、。
12、上場後2回の資金調達を経て当面の資金不安はない。パイプラインの開発段階アップの実現、新しいパイプラインの創製のために、20億~30億円は常に持っていたいと考えています。
13、資金の調達方法は、市場調達のほか、ライセンスアウトの可能性もあります。「GRN-1201」が肺がんで第3相臨床試験に進めば、当社単独ではなくライセンスアウトを第一選択肢として考えています。その他小さな導出のタネもあります。
以上。

ブライトパスの株主でなくても、29日とこの30日の記事を読めば、ほぼブライトパスのことが理解できます。
新たなホルダーの参入に期待したいところです。


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記事:「四季報オンライン」にブライトパス登場(その①)

記事→4月29日と30日、立て続けにブライトパスが、四季報オンラインで詳しく取り上げられました。
29日は「ブライトパス・バイオが挑む最先端のがん医療」
30日は「取り組むのは、複合的ながん免疫治療薬の開発」
というタイトルで、どちらもかなりの長文、しかも有料記事ですので、そのままコピペとはいかないので、2回に分けてその概要をご報告します。
この四季報オンラインの発行元は東洋経済新報社ですので、ブライトパス広報ブログで「取材を受けました」というのは、おそらくこれではないかなと思います。

それではまず、29日「ブライトパス・バイオが挑む最先端のがん医療」からです。
(要約)
1、近年では、がんやアレルギーなどの治療をする「治療用ワクチン」の開発が活発化している。
2、オプジーボなど免疫チェックポイント阻害剤の登場で、がんの免疫治療への関心は一般でも急速に高まっているが、そんな免疫治療の一つ、がんペプチドワクチンを始点にがんの完全個別化医療を目指すのがブライトパス・バイオ
3、そもそも免疫とは、、、の説明。
4、がん免疫療法の歴史。
結核菌を使って免疫機能を高めようとしたもの。
・キノコの抽出物由来のもの。
・BCGによる膀胱がん治療薬。
・ローゼンバーグ博士らによる免疫細胞療法。
前立腺がんの治療薬「プロベンジ」。
などなど。
5、ブライトパスは、がん免疫を機能させるための幅広いアプローチと形態を創薬ターゲットにしている。
6、ブライトパスのペプチドワクチンの開発経緯、、、の説明。伊東恭悟教授の「テーラーメイド」のがん治療法について、、、。
7、創業当初から開発を続けた「ITK-1」は、2009年富士フイルムに導出、治験3相を終了したが、18年5月に結果の不調が公表され開発は中止となった。 
8、現在はもう一つのがんペプチドワクチン「GRN-1201」の米国治験に力を入れている。
「GRN-1201」は15年からメラノーマ(悪性黒色腫)の治験1相を開始し18年3月に終了している。このメラノーマで安全性が確認、17年1月からは非小細胞肺がんの治験2相を開始。非小細胞肺がんは、キイトルーダとの併用試験。
ワクチンなどがん免疫療法はチェックポイント阻害剤との相性が良いといわれているので、期待できる。また、ペプチドは化学合成で量産しやすいというメリットもある。
9、開発番号「GRN-1301」ネオアンチゲンワクチンも開発中。また、ネオアンチゲンを使ったがん免疫療法は「GRN-1301」にとどまらない。次に目指すのは、患者1人ひとりに対応した「完全個別化ワクチン」の創出。
10、「がん免疫治療薬の3つめの波がネオアンチゲン」と永井社長。遺伝子変異のタイプによって治療法・治療薬が変わるため、これまでの臓器ごとのがん種の分類や治療法から、がん治療が大きく変わることになる。
11、18年2月にブライトパスは三重大学の珠玖洋教授とネオアンチゲンによる完全個別化がん免疫療法の創出を目指し、共同研究講座を開設。
同年1月には東京大学、神奈川県立がんセンターと完全個別化がんワクチンを作るためのネオアンチゲン同定法の共同研究を開始。
18年12月からは、ネオアンチゲンを決定する予測アルゴリズムの精度向上とスピードアップを目指した東京大学(宮野悟教授ら)との共同研究を開始。
12、ペプチドワクチン免疫療法の枠を飛び出して、細胞療法にも着手。なかでも期待は、iPS細胞を使った細胞薬によるがん免疫治療iPS-NKT
18年3月に理化古関明彦グループリーダーら、iPS細胞由来のNKT細胞療法の共同研究を発表。頭頸部がんを対象に19年度中にも医師主導治験開始する予定。
NKT細胞療法の詳細説明、、、
13、このiPS技術によるがん治療法は、iPS技術によって他家細胞を使えるようになり、より安価になり、一般に普及しやすくするために大いに期待がかかる。
14、ペプチド以外のパイプラインが増えてきたため、17年7月、社名をグリーン・ペプタイドからブライトパス・バイオに変更。
15、上場以来、新株予約権を2回目実行し計68億円の資金調達で、当面の手元資金にはまだ余裕あり。
16、米国で進行中の非小細胞肺がん自社治験は2相が終了すれば導出先を検討する方針。
17、川崎研究所を中心に新たに導出できそうな案件も生まれつつある。
18、「今後は早期に導出するもの、ある程度自社開発をするものとメリハリをつけていく」(永井社長)。
19、ネオアンチゲン完全個別化やiPS-NKTがものになるまでには、その穴を埋めるパイプラインが必要。「がん治療薬は世界中でしのぎを削っている。このなかで免疫治療に的を絞り、世界中にインパクトを与えるようなものを出したい。よい治療法があれば導入やM&Aを含め内外を問わずに検討していく」(永井社長)。
20、足元を固めつつ、がん免疫治療の最先端を模索し続けるブライトパスに、患者の大きな期待が寄せられている。
以上。

ほとんど、既知の内容ですが、四季報オンラインに取り上げられたことは、評価できます。
18と19の永井社長のコメントに大いに賛成です。

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記事:免疫療法に関する情報ご提供。

記事→免疫療法に関するニュースを二つのご紹介。
①「FDAが非小細胞肺がん(TPS ≥1%)一次治療にペムブロリズマブ(キートルーダ)の適応を拡大」
2019年4月22日
発信元:FDA(米国食品医薬品局)→
https://www.cancerit.jp/62505.html


②「免疫療法薬による維持療法は進展型小細胞肺がんの生存を改善しない」
2019年4月30日
発信元:欧州臨床腫瘍学会(ESMO)
https://www.cancerit.jp/62536.html

記事:ブライトパス、今年も「Bio International Convention」に参加。

記事→ブライトパスは、今年も米国で開催されるBio International Conventionに参加・出展します。
世界最大級のバイオ企業におけるマッチングイベントで、開始以降26年間で35万回以上のパートナリングミーティングが行われたということです。
ブライトパスも今年で三回目の参加となりますが、海外でのベストパートナーが見つかることを希望します。

昨年の広報ブログ(6月15日版)上から三つ目の記事→https://www.brightpathbio.com/ir/prblog/index6.html

以下は、今年のプログラムに記載されているブライトパスに関するPR文を和訳してみました。

「出品者:ブライトパスバイオテラピー株式会社
説明:BrightPathは、従来の標準的な治療法では治療できない難治性または進行性の癌に対する癌治療を変革する、新しい癌免疫療法の研究開発に注力している臨床段階のバイオ医薬品会社です。 現在米国で臨床試験中の癌ペプチドワクチンに加えて、BrightPathは細胞療法、免疫調整抗体および個別化癌新抗原ワクチンを含む癌特異的新抗原を標的とする新薬の開発にも積極的に取り組んでいます。
BIO International 2019で、共同研究、インライセンシング、アウトライセンシングを含む潜在的なコラボレーションについてお話しできることを大変うれしく思います。ブースでお会いできるのを楽しみにしています。」

記事:連休中のレビュー(その②)

記事→続き
5、GRN-1301については、 4月26日のこのブログで、第Ⅰ相の開始が遅れている理由:「タイロシンキナーゼ阻害剤タグリッソの影響を見極めたい」とのブライトパスからの回答を報告しましたが、この回答は必ずしもnegativeということもないので、こちらも次のIRを待ちたいと思います。
なお、本件については賢者BMさんの3月12日(または4月28日)のTwitterをご参照願います。
https://mobile.twitter.com/BiotechMania
6、ネオアンチゲン、完全個別化ワクチン療法は、息の長い取り組みになります。
理論上は、がん完全根治に繋がる最強のプロジェクトですから、継続的に取り組んでいくことが肝心です。
がん免疫療法を主戦場と位置付けているブライトパスとしては、ネオアンチゲンに挑み続けることで、がん研や各アカデミアとの連携も深まりますので、そのことで、投資家の評価を得ることができます。長い道程になるからこそ、アカデミアとの研究経過のアナウンスが重要と考えます。

7、ITK-1は「優位差なし」に終わりましたが、久留米大は次なる延長戦を模索しているようです。
ASCO2019に、野口先生が参加され、ポスターの横に立って第Ⅲ相までの結末を説明される予定です。そして、今後の方向性も打ち出されてくると思います。
ブライトパスの産みの親である伊東恭悟先生も、まだまだ諦めていないようですので(併用、予防、QOLなど)、プラスアルファの楽しみとして見守りたいと思います。

昨年の5・17ショックから間もなく丸一年、そろそろこの1年の蓄積を爆発に転化(点火)させて欲しいと思います。

記事:連休中のレビュー(その①)

記事→大型連休に入りましたが、結局4月もブライトパスからは特段のIRは出ませんでした。
このブログは「事実を過不足なくお伝えする」をモットーにしていますが、多少独断を交えながら、連休明けからのブライトパスをpositiveに占ってみたいと思います。

1、連休前のブライトパスの株価は298円、「PBR」は2.30です。バイオベンチャーほど「見せ方」(情報提供)の違いて、株価に差が出る業種は他にありません。
株価を大幅に下げたとはいえサンバイオのPBRは25.17(まだ高い?)、またそーせいは2.68とブライトパスとほぼ同レベルです(過小評価?)。
PBRとは「株価時価総額÷純資産」。
ブライトパスが適切な情報発信を行っていれば、もう少し株価は改善していたと思われます。ただ、そーせいはのPBR2.68からすればの2.30は出来すぎの水準かもしれません。
それでは、各パイプラインについてコメントしてみたいと思います。
2、iPS-NKTには、おおいに期待しています。よく「まだ臨床試験も始まってない。収益になるのはまだ先だ」というご意見がありますが、株価は投資家による人気投票です。特にバイオベンチャーは期待値が株価に大きく反映します。
同じ理研再生医療で先行している「網膜再生医療研究開発プロジェクト」のニュースリリースは、大きな反響を呼びました。
iPS-NKTは、①ガンという極めて注目される分野。②理研という日本最高峰の研究機関の取り組みであること③免疫療法+再生医療というノーベル賞関連の事案であることなど、ニュースバリューはピカイチです。
Ⅰ相が始まれば、マスコミが挙って取り上げてくれるでしょう。
臨床試験開始は来年度の予定ですが、ほぼ準備は整っていますので、今秋までにはⅠ相が開始されると予測しています(私見)。おそらくⅡ相までは順調に進む可能性は高いと思いますので、iPS-NKTに関するポジティブIRを定期的に出してくれれば、その都度株価は跳ねると思います。
iPS-NK療法で、海の向こうのUCSD&Fate社が一人の被験者で投与を始めたようですが、NK細胞とNKT細胞の差異から、理研にアドバンテージがあるものと考えます(私見)。
(参考:NKT・NK・Tの比較表)
f:id:SHAWSHANKlife:20190429230205j:plain

また、iPS-NKTについては、一般の治験とは異なる「再生医療等製品における条件及び期限付き承認制度」を利用して早期に承認を得る可能性があります。
また、単なる共同研究ではなく、ブライトパスは本療法の独占的開発製造販売ライセンスのオプション権を取得していますので、このカードをどこで切ってくるのかも大きな注目点です。
3.抗体医薬のアナウンスもなかなか聞こえてきません。「10個ほどの中から複数のPLを順次出していく」との永井社長のコメントがありましたが、PLのリストアップは、厳格な手順を踏む必要があり、そう容易なものではありません。「永井社長、あれは言い過ぎですよ(笑)」という中村CSOのボヤキ声が私には聞こえます。やはりあれは、文科系社長のフライングコメントでした。しかし、そろそろ抗体医薬IRは出てくるのではないかと期待しています。

4、さらに、キートルーダとの併用治験GRN-1201に期待されている方も多いと思います。
Ⅱ相オープンラベルで行われていますので、治験途中でも極めて良好な結果が出ているのであれば、早期にライセンスアウトされる可能性もあります。ただ、ASCO2019のプログラムには、GRN-1201の姿はありませんでしたので、白黒が出てくるのはもう少し先のように思います。キートルーダとの併用治験は、他にも星の数ほどライバルがいますので、過大な期待をかけずに見守るべきです。

(その②)に続きます。

コーヒー☕ブレイク 、B級グルメ 餃子の「珉珉」

記事→コーヒーブレイクは、ブライトパスには関係のない私のひとりごとです。ご興味のない方は、飛ばしていただいても結構です。
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私が「珉珉」の味を覚えたのは学生の頃で、大阪曽根崎の細い路地にその店はありました(発祥は昭和28年、大阪の千日前)。 
京阪神に住まれた方なら「珉珉」をご存知の方も多いのではないでしょうか? 
当時の私のお気に入りの組み合わせは「ジンギスカン+餃子1人前+ライス」です。ジンギスカンとは羊肉とタマネキ、ニラの炒め物です。餃子は皮が薄くいくつでも食べられそうです。当時はこの組み合わせで1000円でお釣りがきました。 

今は東京にも支店が出ていて、たまに懐かしくなって、私は六本木のお店に向かいます。今は、「ジンギスカン・餃子1人前・生ビール」の組み合わせです(笑)。 

メニューは豊富で、餃子はテッパンですが、焼そばや酢豚、麻婆豆腐、バンバンジーなどどれも美味しくリーズナブルです。 

一人でも、カップル(かなり仲良くなったカップル、初デートにはリスキー)でも、大勢でも楽しめるお店です。 
調べてみたら、今は支店が増えていますので、お近くのお店を探してみてください。 

「珉珉公式サイト」→ 
https://www.minminhonten.com/

記事:GRN‐1301についてのブライトパスからの回答。

記事→ブライトパスに以下の質問を投げかけていました。
(質問)
「GRN-1301については、ホームページに「2018年度中の第Ⅰ相開始を予定しています」と明記されています。
本件について、とくにアナウンスはありませんが、現状についての何かアナウンスはあるのでしょうか?」

ブライトパスからの回答は以下のとおりです。
→「GRN-1301と同じくEGFRのT790M点突然変異を標的とするタイロシンキナーゼ阻害剤タグリッソがファーストラインで上市されておりますので、1301の標的となる本EGFR遺伝子突然変異が今後も出続けワクチンの標的となりうるかどうかを、もう少し時間をかけて検討する必要がございます。今後状況をお話しする場合は、決算説明会や総会後の会社説明会などいくつか考えられる候補がございますので、現在検討中となっております。
ブライトパス・バイオ株式会社」

1301の標的として想定しているEGFR遺伝子突然変異が、タグリッソの影響を受けても今後も出続けるかどうかを見極めるため、第Ⅰ相開始を遅らせているとのことで、予想通りの回答でした。
本件は、ホームページに「2018年度中の第Ⅰ相開始を予定しています」と明記しているわけですから、「お知らせ」でアナウンスするべき回答内容だと思います。
重要事項については、先手を打って公平な情報発信を是非お願いしたい。

記事:本日、広報ブログが更新されました。

記事→本日、広報ブログが更新されました。

今年から、各役職員個人のアクテビティをプロジェクトの目標達成につなげるために、会議の改革を行っているとのこと。

その一環として、全社で各プロジェクトの活動報告会を年4回(麹町で全社集会2回、川崎でR&D Day2回)行うことを計画し、この4月22日に全社員が参加して、その1回目が開催され、17名の登壇者がそれぞれのテーマを発表して活発な議論が交わされたようです。

会社全体を活性化するのは大いに結構なことです。

出来ましたら、17名個々の発表の骨子などを合わせてご報告いただくと、ブライトパスが今何をやっているのかが具体的に伝わるので、是非議事録のようなものがあれば、オープンにしていただきたいと思います。

写真の中村CSOが何を話されているのか?気になるところです。

更新された広報ブログはこちら⇒

 

 

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