ブライトパス・ストーリー

バイオベンチャー、とりわけブライトパス・バイオ(4594)についての情報を発信するブログです。細かな情報をより深く過不足なく丁寧に発信していきますので、よろしくお願いします。

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記事:広報ブログで紹介されたNabil Ahmed先生とは?

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→「免疫療法 治療用T細胞を標的の脳腫瘍に誘導する方法」https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/12676/
→昨日25日の広報ブログ「第60回日本小児血液・がん学会学術集会のセミナーに共催」
https://www.brightpathbio.com/ir/prblog/index.html

記事→9月19日の記事でお伝えしていた「第60回日本小児血液・がん学会学術集会のセミナーに共催」の情報が、昨日の広報ブログで紹介されましたが、ランチョンセミナーで講師を務めるNabil Ahmed先生とは、どんな人物でしょうか?

広報ブログでは「世界でも有力なCAR-Tアカデミア・グループであるベイラー大学に属する高名な先生です」と紹介されていて、ランチョンセミナーの演題は「固形がんに対するCAR‐T細胞療法」です。
CAR‐T細胞療法は、今のところは、血液がんに限って成功しており、固形がんへのアプローチは、今後の大きな課題であり、この演題は極めて興味深いテーマです。

Nabil Ahmed氏についての最近の情報を調べてみると、彼の研究グループの論文が、9月5日付のNATUREに掲載されています。
「免疫療法 治療用T細胞を標的の脳腫瘍に誘導する方法」と題された論文は、脳腫瘍のがん細胞にT細胞を効率的に送り込む方法を見つけたというものです。
脳腫瘍は、「がんの皇帝」とも呼ばれる最も厄介ながん種で、BBBの壁を潜り抜けてがん細胞にたどり着くのは、極めて困難であると言われています。Nabil Ahmed氏のグループは、この難題を解決する方法を発見し、T細胞が確実にがん細胞の中に入り込み、がん細胞を攻撃することを明らかにしています。
この論文の日本語の解説を見つけましたので、添付しておきます。

このセミナーが、そしてNabil Ahmed氏や中沢洋三先生とブラパスとの関係が、今後どのように発展していくのか、秘かな楽しみでもあります。

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